活動報告

2011年の終わりに

2011年12月31日

特急こうのとりの新型車両に初乗車! 昨年末は大雪で福知山線・山陰本線のトラブルが続き、車内で年を越すはめになりましたが、今回はとても快適&スムーズでした。豊岡、城崎一帯でこんもり積もっていた雪も、海側ではうっすら地表を覆う程度。余部駅からの下り坂もうんと楽チンです。空には降らんばかりの星、星、星・・・。

寺本の家では両親と姉夫婦と鍋が待っていてくれました(カニすき&香住鶴は最強!^^)。居間には真新しい大型液晶テレビと黒電話、NTTが機種変更を懇願してくるというダイヤル式のが並んでいます。
何年かぶりに観る「紅白」はアイドルグループのパフォーマンスの場と化していて、へぇ・・・という感じでしたが、東北を意識した選曲も目立ちました。石巻の小学校で熱唱する長渕剛はすごかった。椎名りんごや福山雅治、ユーミンまで出てたんですね。

大晦日の最後の楽しみは波の音を聞きながら入るお風呂です。
海といえば今日、宮城県大槌町の港から漂流してきた舟が余部沖で発見されたとか。津軽海峡を越えて1200キロも・・・。主の不在が悲しいけれど、お疲れさま。

ハーフマラソン

2011年12月23日

ハーフマラソン

みらいネット

2011年12月18日

今年最後の運営委員会で、議会報告とニューズレターVol.33(議会レポートVol.32)の割り振りを行いました。原稿締め切りは三が日明けに決まり!
そのままささやかな忘年会へ流れ込んで、選挙の準備で幕開けたあわただしい一年間を振り返りました。
うちのチームは選挙の度に主力メンバーがリセットされて、今回は中3・高3・浪人生の親ぞろい。受験手続きや遠方にわが子を送り出す準備、家族の病気や親の介護に走り回りながらよく乗り切れたと思います。いつしか子育てまっ最中組はいなくなって、PTA活動も卒業したけれど、今度は孫育てに追われる人がぽろぽろ・・・(近い将来、モデル化するかもしれませんね)^^;
わがまちの住み心地や教育のあり方について、これからも注視していくことになりそうです。

この場をお借りして、お世話になった皆さま&市外から“助っ人”に来てくださる皆さまに心からお礼を申し上げます。引き続きどうぞよろしく!!
  

市制60周年記念事業に「美術回廊」を ~一般質問その3~

2011年12月17日

洋画家の中畑艸人氏、小出卓二氏、前衛書家の上田桑鳩氏、現代美術で世界的評価の高い元永定正氏、絵本・造形作家の中辻悦子氏、イラストレーターの成瀬國晴氏、詩人の杉山平一氏など、宝塚市ゆかりの芸術家・文化人は多く、市民の誇りでもあります。
そこで、昨年10月に亡くなった元永氏の回顧展と、2014年(平成26年)の市制60周年記念事業としてアートによる市の活性化をめざす「(仮称)美術回廊」を提案しました。

元永氏の回顧展については「具体的検討を進める」、また「美術回廊は本市にふさわしい企画。先人の偉業を紹介し、未来への想いを市民と共有できる事業にしたい」との答弁でした。
市制60周年は歌劇100周年、手塚治虫記念館20周年とも重なって「芸術文化都市」をアピールする千載一隅のチャンス! 2年足らずに迫っていますが、市在住のアーチストの参画でクオリティの高い催しを実現したいところです。
それにしても・・・この時点で周年行事の企画がまさか白紙とはビックリ。やりたい方向で答弁されたものの、抱くイメージにかなり差がある気もして、ちょっぴり不安。。。

香料自粛のお願いについて

2011年12月16日

農薬や殺虫剤は成分表示が義務づけられているのに、同じ化学物質でも香料は“企業秘密”扱い。中高生が好んで使用する制汗スプレーやコロン、香りのよい柔軟剤や消臭剤が大人気(明らかにCMが増えた)なのもひっかかってはいましたが、私自身、口に入るものへの不安に比べるとまったく認識が甘かったことに気づかされました。

「香料自粛のお願い」ポスター掲示の取り組みは、岐阜市や泉南市に続いてここ2年ほどの間にずいぶん広まり、県内でも明石市、加古川市が、また県では岐阜県や広島県が実施しています。
なぜ岐阜市から始まったのか、なぜ香料が対象なのか、今回よくわかりました。重いCS患者の方がいて、強く対策を訴えてこられたのです。
宝塚市にも重篤な症状に苦しんで、ときに避難生活を余儀なくされている方がいます。小学校に入学できない子が出てきて、議会はCS対策を求める請願を採択し、市も教育委員会もこの問題を考える機会があったはず。中川市長が映画上映後、壇上でされたアピールを思い出しながら、答弁によっては「攻め」に出る準備をしていたのですが(笑)・・・・・・しばらく市の取り組みを見守っていくことにしました。

CS対策の先進自治体に尋ねると、もとはトップダウンか健康推進担当が旗を振って取り組まれたようです。うちは相談窓口なし。あれば相談内容によって環境政策課か農政課か公園緑地課が対応し、ポスター掲示の答弁を書くのは管材課(これはないでしょ!)。健康被害の問題として全庁的に取り組めるよう、まず推進体制を確立してほしいと思います。
*「いのちの林檎」の藤沢監督×馬場プロデューサー(3日)

息の長い被災地支援に向け ~一般質問その2 ~

2011年12月16日

震災から9カ月。被災地の復興に向けて息の長い支援を続けていくためには、財源を効果的に充てていく工夫が必要です。これまでの職員派遣の実績と意義、NPOやボランティア団体など「民」との連携・支援は? 経費と財源に対する考え方は? さらに、本市へ避難してこられた方への支援について質問を――。

震災発生後から延べ約190名の職員が短期・中期で派遣されていました。宮城県南三陸町と女川町へは、現地で後方支援を行う登米市や栗原市とともに支援協定を結び、兵庫県阪神支援チームとして中長期の派遣を行い、現在も南三陸町へ1人、女川町へ2人の技術職を派遣中とのこと。
支援に要した経費は22年度が約4300万円、23年度は現時点で約4400万円、累計で約8700万円。緊急消防援助隊活動分の約1700万円と、災害救助法による活動分の約1700万円など(本市独自策の一部を除き)支援に要した一般財源の8割が特別交付税として国から交付される予定で、見舞金が400万円。つまり本市の持ち出し分は3000万円程度ということに。

また、本市への避難者数は24世帯65名(18歳未満の子ども31名)で、5世帯が市営住宅に入居中とのこと。市は当座の生活資金用に見舞金を支給し、情報提供を行っています。
わたしは今後のニーズを把握するため「総合窓口」が必要なこと、ワクチン助成や就労支援など母子避難者へのサポートを充実すること、担当を(被災地支援を行っている)危機管理室安全安心課から、日常的に社会福祉協議会や宝塚NPOセンター、地域と関わっている市民交流部きずな室に移すことを提案しました。危機管理室には防災・防犯などに徹してほしい思いもあります。

質問前の裏話 

2011年12月16日

‎12月議会の一般質問が今日14時から。化学物質過敏症(CS)対策を取り上げるのは3回目だが、相変わらず市に取り組む姿勢がみえず憤慨していたところ、深夜に岐阜市の女性から電話をいただいた。なんと公共施設での香料自粛を求める運動を起こした当事者Oさん! 苦しい日常やご自身の調査結果について話してくださった。CS対策を訴え続けておられた岐阜市議・高橋かん氏の死を知って呆然としていた矢先のことで、とてもうれしかった。
すでに午前2時半、時間はないけど、送ってくださった資料を読みながら今から原稿づくりだ。(2問にしておくべきでした…泣)。

facebookにアップしていた裏話です。

化学物質過敏症を理解して ~一般質問その1~

2011年12月16日

化学物質過敏症を取り上げた「いのちの林檎」上映の反響と感想を、まず、市長と教育長に尋ねました。さらに、公共施設における化学物質の総量抑制、学校園におけるシックスクール対策、国や県へ対策と患者の救済を働きかけるよう求めたところ――。

「あらためてCSの怖さを思い知らされた。映画をもっと多くの方々に見てもらい、病気が他人事ではないことを知っていただくと同時に、何らかの対策をとるべきだとの要望を国にも要請し、私どもも、できることは被害者に寄り添って考えていかなければならない」と中川市長。

伊達教育長は、「このことを子どもたち、教職員にどう伝えていけばいいのか、教育現場でどう取り組んでいくべきなのか。入江さん兄弟の受けた心理的ダメージは教育者として胸が痛む。集団教育の場で、1人のためにどこまで対応できるのか、大変難しい問題だが、現に苦しんでいる子の声をしっかり聴いて理解し、何ができるか、どこまでできるのか考えていくことがスタート。重篤な症状の早苗さんの映像にはいても立ってもいられない気持ちになった。同時にこの病気に対する自分の勉強不足を痛感した」

以前も質した総量抑制への取り組みについては、香料自粛への協力を求めるポスターの掲示を主にしたところ、「市単独の規制は困難」と答弁されました。2次で、規制を求めているのではなく、公共施設における過敏症の人への配慮と啓発が目的であることを説明したところ、お願い文の掲示について早急に検討するとのことです。

誤作動

2011年12月14日

8日の夜、「何か鳴ってる」と息子に言われて耳を澄ますと、布団の中で携帯が鳴っているような音が。ベランダに出てみると、どこからか連続音・・・あっ、と気づいて玄関ドアを開けたとたん、耳を劈くような火災報知機の警報が鳴り響いていました。
エレベーターが停止! していたので階段を駆け下り、管理人室に駆けこんで表示板を見ると、6階と4階が点滅しています。私はお勤め帰りの男性たちと手分けして確認に走りました。
そうこうするうちに消防車が1台、2台・・・5台(お隣の消防車まで?)、パトカーも到着。向かいのマンションの方が通報されたようです。放水の準備が進められている頃、ようやく騒ぎに気づいた住人たちが出てきて階下を見降ろしていたり、赤ちゃんを抱いた女性が避難してきたり、町内の人もたくさん出てきて一帯は騒然となりました。
出火の疑われたお宅は留守で、消防も警察も室内を確認できないまま、1時間がたちました。どうやら感知器の誤作動だったらしく、私たちは消防隊にもご近所の皆さまにも平謝りするはめに。
そして、マンション特有の課題をいくつも認識することになりました。(室内で聞こえない警報はアカン!)

ところが、今日、また警報が鳴ったのです。それも先週とまったく同じ時間! 消防車が1台、来てくれました。まずいよ、まずすぎる・・・(汗)
「我々は必ず来ます。それより皆さんが慣れてしまうのが心配です」と隊員。そのとおりなのでした。

祈りの石

2011年12月10日

4代目「生」

一般質問通告しました

2011年12月06日

昨日から一般質問の通告が始まって、26人中22人(正副議長を除く)がエントリーしました。わたしは21番。発言時間は60分です。
ヒアリングは30分くらいで終わりました。

1.化学物質過敏症対策について
 1)映画「いのちの林檎」上映の反響と感想について
 2)公共施設における化学物質の総量抑制について
 3)学校園におけるシックスクール対策について(昨年の請願採択後の取り組み)
 4)対策の強化を求めて国・県に積極的な働きかけを

2.東日本大震災、息の長い被災地支援をめざして
 1)被災地への職員派遣の実績と意義について
 2)NPOやボランティア団体など「民」との連携・支援について
 3)支援に要した経費と財源に対する考え方について 
 4)本市への避難者に対する支援について

3.文化的財産を活用したまちの活性化について
 1)本市ゆかりの画家・書家などの作品展示について
 2)市制60周年記念事業に(仮称)「美術回廊」の企画を

男女共同参画のあゆみとこれからのゆくえ

2011年12月03日

男女共同参画センターフェスティバル

映画「いのちの林檎」

2011年12月03日

化学物質過敏症(CS)を描いた世界初のドキュメンタリー「いのちの林檎」が西公民館で上映されました。
近所のゴルフ場の農薬散布で息ができなくなった早苗さんは、母と二人で呼吸できる場所を探して車で旅に出る。しかし農薬や排気ガスで発作を起こし、旅は困難を極める。二人が辿り着いたのは標高千m地点でのテント生活。しかしそのテント生活も安全ではなかった――(チラシ文抜粋)。
呼吸困難、昏睡、転倒、電磁波過敏・・・。早苗さんの過酷な日々を映し出すスクリーンに、私たちの目は釘付けになりました。観客席は静まり返って、微動だにせず。
言葉や文字を尽くしても伝えきれない現実を、ありのままに伝える映画の力を実感します。
「こんなことがあるなんて知らなかった。もっと映画を広めてほしい」。監督・藤澤勇夫さんとプロデューサー・馬場民子さんのトークセッションで、会場からあがった声です。1年前、市議会に「シックスクール対策を求める請願」を出されたHさんもお子さん連れで観に来てくださいました。

この映画を上映した自治体は宝塚市が初めてとか。すこしでもCSへの理解が深まり、対策と患者さんの救済が進められるよう、(3度目になりますが)12月議会でも訴えてきます。

通りすがりのご縁ですが・・・

2011年11月30日

「寺本さんこんにちは。サラリーマン文化芸術振興会のOです。実は12月より山口県周防大島という島!のサンシャインサザンセトというホテルに転勤になります。私の所属T建設の関連会社です。ベッドメーキング、お客様をホテルのバンで送迎するなど幅広く修業!?することになります。添付のようにホテル目前が穏やかな波の海で正面に朝日が登り、大変素晴らしいところです。年末カウントダウンなどイベントもございます。ぜひお誘い合わせの上お越しください。本日14時間かかり神奈川の自宅より車でこちらに来ましたが、途中FMを聞いていたら宝塚市議会議員さんのお話があり、ポジティブなお話をされていました。寺本さんの一層のご活動をお祈りします」

去年の春、法政大学で行われた研究会に向かう途中、通りすがりにごちそうになった^^お花見グループの方からメールをいただきました。周防大島、行ってみたいなぁ。。。
宝塚市議会では一般質問や正副議長・常任委員会の委員長インタビューをFM宝塚で配信していて、これも広報広聴委員会の守備範囲。お昼1時からとわたし自身は聴きにくい時間帯で、どんな方が聴いてくださってるのかリサーチしていたところです。またしても通りすがりのご縁! 昨日だから大島議員の一般質問かな? 今日は市内でお店をやってる方から「寺本さんの、聴いたわよ」と声をかけられました。

ザ・選挙! 市選管による出前講座  ~みらいネット~ 

2011年11月27日

~あなたは何を基準に代表を選びますか?~(副題)
講師として選挙管理委員会事務局から3人の職員がきてくれました。

まず、選挙管理委員会のしくみと仕事について。選挙のない“平時”は何してる? という話で、選挙人名簿の登録・抹消を定期的に行う意味や、検察審査員や裁判員の候補者予定者選び、国民投票、直接請求と住民投票も選管マタ―であることを、記憶のかなたから呼び覚ますことに。
選挙の話はいよいよ興味深いものでした。候補者情報を提供するための「選挙公報」「ポスター」「公選はがき」「街宣車」について、参加者からは「政策も人物も伝わってこず、有効な手段と思えない」「公費が使われているなら候補者に都合のいい情報だけじゃなく、比較材料を」「公約実現しました、など嘘っぱち書いても可? 議員に“公約”はなじまないのに」「選挙公報の配布日にばらつきがあり不公平」「年齢か生年月日は必掲!」「ポスター写真は4年以内に撮影したものに限るべき」「今回の市議選は違反が目立った」等など質問や意見が続々・・・。
どんな人でも立候補できる権利と投票する権利を保障せんがために、どれほどの費用がかけられているか――下がり続ける投票率(宝塚市議選2011は41.26%)をみても、その意義が十分に理解されているとは思えません。また、有権者にとっては候補者情報が不十分で、関心のもちようがないのです。
選管の啓発は時代に合ったものに。学校でしっかり教育を!など、終了後もずいぶん盛り上がりました。

ちなみに、前回の衆議院選に要した費用は6500万円(47都道府県で598億円!)、参議院選5900万円(同544.6億円!)、H21市長選5800万円、H23 県議選の市負担5100万円、市議選8200万円とか。
今日の大阪W選挙は維新が圧勝。宝塚への影響が気がかりです。市長選の投票率は60.92%、府知事選は52.88%でした。

江東区③備蓄は56万食×3日分 ~防災に関する調査特別委員会~

2011年11月26日

Q12  避難所の耐震化は? 課題は? わが地域でマニュアルを作ろうとしているが、キャパシティや誰がカギを預かるかなど課題あり。
  A 避難所は78カ所。小中学校の耐震化は平成21年度に完了。避難所は家が全壊した人が行くものだが、怖くて行ってしまう人もいる。鍵の問題は機械警備がネックに。話し合いがつけば鍵を渡せる。防災士の養成は?1人6万円×30数人。
 (意見)とっさの場合にしっかり判断できる人がどれだけいるか、だ。

Q13 避難所の備蓄はどのくらい? 
 A 1日分で56万食を3日分、18万8000人分を備蓄している。職員と帰宅困難者も想定。ふだんから各家庭3日~1週間分の備蓄を行うよう啓発している。
   
Q14  要援護者の把握について
  A 70歳以上、独居高齢者、障害1~2級の計4万人のリストを作成し、福祉と防災の担当課、警察・消防に渡している。情報だけでも届けられるよう検討中。

*表紙:荒川が氾濫した当時(S24、33)の写真を使用
*中面:200年に1度の氾濫を想定して、浸水区域、浸水の深さ、避難する方向、避難地区がイラストを用いてわかりやすく示されている。学校など誰もが知っている施設の写真に赤ラインが引かれ、どこまで水があがってくるかイメージさせるなど、随所に工夫がみられる。

江東区②洪水時は海へ?  ~防災に関する調査特別委員会~

2011年11月26日

14時46分頃の大地震で最大で震度5強が観測された後、東京湾内湾には津波注意報が15時14分、津波警報が15時30分発令され、19時16分に最大波1.5mの津波が到達。また、本震後4月16日までの間に震度4の揺れが3回、震度3が10回記録されています。
被害状況は、人的被害が死亡2人、エレベーター閉じ込め1件、火災1件。庁舎や出先機関、土木・教育・子育て・スポーツ・文化・福祉施設、区営住宅などで被害報告あり。うち液状化を伴う被害も62カ所。

高層マンションの地震による揺れと対策、危機管理体制と緊急時の対応、防災マップの作成について、詳しい話をうかがいました。主な質疑は、

Q1 担当部署の体制について
 A 危機管理課5名(うち1名は警察関係者)、防災課10名(うち1名は消防関係者)。
 
Q2 わが市ではしょっちゅう災害対策本部が設置される。危機意識はあるが、補助制度もない。
 A 補助金を出しても150万円なので住宅の耐震化はなかなか進まない。

Q3 「洪水時は海を向いて逃げる」とは意外!
 A 海の方が安全。埋め立て地の方が高くなっている。
  

江東区①集合住宅の防災対策、洪水ハザードマップ ~防災に関する調査特別委員会~

2011年11月26日

2日目は東京都江東区(47万6000人、39.94平方㎞)へ。同区は東京都の東南部、東京湾に面し、埋め立て地に工場や住宅が立ち並んでいます。
区民の8割が集合住宅に住んでいるため、集合住宅防災ガイドブックを作成。区の防災マップ、荒川の氾濫に備えた洪水ハザードマップ以外に、町会単位の防災マップを約6割の町会が作成し、自主防災組織として災害協力隊も結成されているなど、区と住民あげての先進的な取り組みに注目されます。

区役所横の防災センターで、危機管理課長と防災課長から話をうかがいました。
区と協力隊の情報交換は年1回。災害協力連絡協議会(100名)や講習会・訓練、防災士養成などを通じて啓発にも力を入れているとのこと。
目を引くのが「災害情報配信システム」で、小中学校と隊長、議員宅に計600台が支給されています。ちょうど小型テレビのようなもので、ふだんはニュースなどが配信されているそう。経費は5680万円。  

東京都が発表した「首都直下地震による東京の被害想定」にもとづいて区内の被害想定を明確に定め、対策を打ち立てている点も注目。被害想定のできない宝塚市との差を痛感させられました。
視察先では「都市型災害の参考になるのは阪神淡路大震災」といわれ、質疑はもちろん情報交換においても充実した機会がもてました。

*マンション自治会が作成した防災マップ。災害協力隊本部や避難所へのルート、AED設置場所などが一目瞭然!

久喜市②危機管理体制と防災対策 ~防災に関する調査特別委員会~

2011年11月26日

視察項目2は、危機管理体制と防災対策について。
■地域防災計画の作成・見直しは、市民税務部の地域防災計画策定特命参事(副部長級)が行う。
■日常の備えは、くらし安全課の危機管理係が、食料・毛布の備蓄、避難所運営管理などを行う。
■地域防災計画の進捗状況の把握と管理は、くらし安全課の所管だが、しておらず、今後の課題。

このほか、災害時の役割分担として、災害対策本部(市長が本部長、副市長。教育長が副本部長)のほか、現地災害対策本部を置くことができる(本部長は副市長または教育長)とされています。

Q1 .災害対策本部について、夜間・休日の設置基準は?
A 予め決めてある。緊急参集メールを配信。
くらし安全課は震度4で参集することになっていて、過去4回参集。
  災害時は通信困難となり遅れる場合が問題。職員「心構え」を配布し意識づけを行っている。

Q2 り災証明の判断基準について
 A 資産税課職員を中心に5~6グループが訪問。第1次調査は旧基準で対応した。
  液状化地域では潜り込んでみたら一部損壊ということも。同じ家を2、3回訪ねることも。

Q3 指定避難所の役割分担は? 使用の基準は?
 A 今回は帰宅困難者がメーンとなったが、これは想定外であった。
19時頃に鉄道会社から帰宅困難者の避難所利用を要請され、駅の近くから順に5カ所開設。

Q4 指定避難所は教育施設ではなく公民館などになるかも。職員の配置や備蓄が難しいのでは?
 A 今回は公民館、コミセンで対応した。近いが、食料も毛布もなく、車で運んだ。

Q5 避難所で今回要求されたものは?
 A テーブルタップ(携帯用の電源)だった。発電機や投光機も必要となる。

Q6 空中放射線量測定の決断が早かったのは?
 A マスコミが取り上げ、住民から不安の声があがった。測定器を購入しようとしたら在庫切れ。現在は2台保有している。性能に差があるためどの機種を選ぶか迷った。

Q7 除染について
 A 市町村の判断となっているので、市教委も悩むところだ。

Q8 自主防災会の組織率は?
 A 全国的に機運は高まったが、46~47%と低め。市長も力を入れている。

Q9 災害対策本部の設置が初めてとは、これまで災害がなかったのか?
 A 昭和29年に坂東太郎(利根川)が決壊した時以来である。関東平野の真ん中で、災害はなかった。合併で利根川に臨むまでは。それだけに慣れていなかった。
 
Q10 液状化対策について。地盤をどうするか、市町の話ではないが・・・
 A  そのとおり。市長も国?県?に支援を訴えてきた。

Q11 市独自の対策として1億円の基金!(議会がよく承認した)埼玉県ではよそも? 
 A どこまでを対象にするかが難しい。対象にならない人もいる。
市が動けば県も動いてくれると期待したが、県は消極的。液状化は本市だけだった。千葉県の森田知事は「1軒に100万円出せ」と言っていたと聞いた。

Q12 学校給食の安全性確保は?
 A  食材の放射能測定をおこなう方向。コメ、ナシ、イチゴはチェックしている。

久喜市①液状化と帰宅困難者 ~防災に関する調査特別委員会~  

2011年11月26日

都心から北へ50km、埼玉県の東北部に位置する久喜市(15万6600人、82.4平方㎞)。東日本大震災では市内最大で震度5強の揺れが観測されました。
発生時刻は14時46分頃、当局は防災行政無線で市民に状況等を知らせ(15:05)、災害対策本部を設置(15:25)。なんと、同市初の対策本部だったそうです。
「昨年3月の市町合併でそれまでの地域防災計画がすべて白紙に。新たな計画を作成中で、4日後の15日の策定に向けた、まさに最終決定のさ中に地震が・・・」と議長。

被害状況について、くらし安全課長から説明を受けました。
人的被害は、死亡1人(県外で被災)、重傷者2人。住宅被害は全壊12棟、大規模半壊42棟、半壊60棟、一部破損424棟。塀や石垣の倒壊、道路の陥没、河川水路の破損あり。ライフラインは当日1万5000件で停電。ガス、水道・下水道は全域復旧済とのこと。

被害の特徴は、〈1〉液状化
住宅被害の大半を占め、一地区に集中。利根川下流域の旧栗橋町が実施した土地区画整理事業地だった。家屋の改修費助成は国の補助では不十分なため、市独自で1億円の基金を積んで対応中。
〈2〉原発事故後の計画停電
暫定地域防災計画にも想定がなく、住民への周知や問い合わせ対応などが大変だった。
〈3〉空中放射線量
被災直後から毎日市役所、学校園・保育所、公園、道路側溝の土砂を測定し、公表している。
〈4〉帰宅困難者
避難所への避難者はピーク時1138人、うち約900人が鉄道の運行停止による帰宅困難者。

市民以外の避難者をも含めた避難所の開設・管理・運営をどうするか――これは他人事じゃないな、と思いました。

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お知らせ

2018年04月29日

出張報告書の整理のため、過去の未掲載記事を一時的に4月末付でアップしています。まぎらわしくてすみません。
ご興味のある方はご一読いただけると幸いです。m(__)m

2017年04月24日

携帯電話番号が変わりました。
【新】 080・4013・8050
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