学校図書館の充実に向けて ~寺本さなえの一般質問 2~
2009年12月04日
2000年「子どもの読書年」以来、国をあげて「子どもの読書活動推進」に取り組まれてきた結果、07年度に児童が図書館で借りた本は過去最高の1人平均35.9冊にのぼりました(文科省調査)。
読書活動の入り口となり、「自ら学び、考える」子どもに育ててくれるのが学校図書館です。その機能を十分に発揮するため、専門知識をもつ司書を配置する自治体が増え、近隣でも伊丹市、池田市、箕面市、豊中市などで学校司書を全小中学校に1名ずつ配置、尼崎市の一部をはじめ西宮市でも配置が進められています。
本市でも08年、専門・専任・常勤の学校司書の配置を求める請願を全会一致で採択。教育委員会は06年から3年間、文科省の学校図書館支援センター推進事業を受け市内5小・中学校に3名の支援協力員を配置、そして事業終了後の今年度は緊急雇用対策事業の予算で司書を配置しています。
そこで、これらの事業の成果と課題、学校司書配置への今後の展望について質問することに――。