住友金属工業の女性賃金差別訴訟で原告勝訴――。住友電工、住友化学の訴訟に続く第三弾、99年の改正均等法施行以前の男女の賃金格差について、女性を差別する人事制度があったと地裁が認定、損害賠償を命じた異例の判決です。
「採用時のコースの違い」を理由に公然と行われてきた賃金差別、結婚退職制度。私が就職した当時もまだそんな時代で、社風もまったく同じでした(系列会社でしたし)。それまでの差別はほぼ自力でクリアしてきた私も、初めてどうにもならない制度の「壁」を感じたものです。
「壁」を壊すために闘うか、迂回するか・・・20代の私は後者を選びました。
「採用時のコースの違い」を理由に公然と行われてきた賃金差別、結婚退職制度。私が就職した当時もまだそんな時代で、社風もまったく同じでした(系列会社でしたし)。それまでの差別はほぼ自力でクリアしてきた私も、初めてどうにもならない制度の「壁」を感じたものです。
「壁」を壊すために闘うか、迂回するか・・・20代の私は後者を選びました。
「結婚後も働く扉、出産後に働く扉に続く、(女性を差別する人事制度を違法とする)第三の扉が開かれた」と原告の北川清子さん。職場の男女格差は縮められつつありますが、法はそれを揺るぎないものにしました。
上の世代の女性たちのがんばりによっていろんな制度ができ、今のスタンダードに。そして、いつか特別な努力をしなくても女性が男性と同じように仕事を続けられる時代になることを、北川さんたちは願ってくれているでしょう(イマドキの若いもんは仕事にそれほど思いないよ、という声が聞こえてきそうですが、そういう問題じゃないんです)。
後に続く女性たちのために信念をもって闘ってこられた先輩方に心から敬意を表します。次なる「壁」――子育てや介護で挫折しなくてすむよう、地域の支援体制づくりに向けて私たちもがんばらなくっちゃ!




