別れの日に

祖母の家を畳むことになりました。寝屋川市にある、わたしも小2の夏から6年間暮らした家です。祖母が他界して3年近く。いろんな思いが吹っ切れるまでずいぶん時間がかかってしまいました。

駅からの道は体が覚えていました。家々は新しくなっていても、ひょっこり友だちが出てきそうな気がします。

長年お世話になった庭師さんとの30数年ぶりの再会かなわず。昨日はしごから落ちてケガをしてしまったのです。

かわりに一緒に庭を歩くことになったのはピアノの調律師さん。処分を待つピアノの再就職がかなうならと来てもらいました。初対面なのに話がはずんで、そこらじゅうに生えているトクサを一掴みずつ持ち帰ることに。

ご近所にもお別れを。祖母がぎりぎりまでここで暮らせたのは地域の方々のおかげです。やんちゃな姉妹が手を焼かせた登校班のおばちゃんたちも、名前を告げるとみんな飛び出てきてくれました。

初めての家出先だった交番。凧揚げスポット。カメを放した池・・・また来るかもしれないけど、とりあえず撮っておこう。処分しそびれた振り子時計はバスの振動でまさかの復活。時おりテーンと鳴るかばんに視線を感じながら帰ってきました。

子ども時代を過ごしたまちは特別です。宝塚の子どもたちにもたくさんのよい思いをさせてやりたい――あらためてそう思います。       *小5の頃の写真を発見。犬、迷惑そうですネ

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