人を活かす組織運営  ~都市監査事務研修会~

京都市内で開かれた都市監査事務研修会で、2つの講演を聴きました。

「人を活かす組織運営」の講師は、ダイキン工業㈱代表取締役会長兼CEOで、関経連の副会長を務める井上礼之氏。持続的成長を可能にする企業経営は「性善説」に立って仲間を信じ、社員の能力・可能性を引き出すことが大切、と切り出されました。

年齢・性別・国籍・障害の有無といった多様な人材を活用することが企業の個性化や商品開発力につながる(いわゆるダイバシティ・マネジメント)、価値観の多様な人々をチームワークするのが「経営理念」で、まさに企業間競争の勝負どころであるといった興味深い話も。苦しくても人員整理をしたことがなかったり、重度障害者ばかりが働く会社をつくったりと「!」続きです。

人の成長の総和が企業の発展――世界標準とされるアングロサクソン型経営に倣う企業が多い中、信頼、ロイヤリティ、意欲とチームワーク重視の日本型経営で業績を伸ばし続ける同社。年商1兆3200億円(14年間連続黒字)、従業員3万5000人を擁する大企業のトップ経営者の話は説得力がありました。

ざっと700人の参加者のほとんどが自治体監査関係者。職員にも監視・ルール・競争原理を働かせよ、と外圧強まる昨今ですが、市民のために本気で仕事をしてもらうには、どうあればよいのでしょう。

第2講演は、上田正昭・京都大学名誉教授による「命が輝く行政をめざして」。人権の話から「地方の自立」まで、歴史学者の視点で展開されました。実は、講師の御年やご経歴からカタ難しい話を覚悟したのですが、シラク大統領から話題の次官まで出るわ、出るわ・・・。後半の会場は沸きっぱなしでした。

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