石坂啓さん マンガを語る

お目当ては第2部、マンガ家・石坂啓さんのトークショーでした。反戦マンガ、週刊金曜日、九条の会、m ネット・・・と、活動家のイメージの強い人。私が最初に出合ったのはエッセイ集「赤ちゃんが来た」で、出産育児であたふたしていた新米ママの間でおおいに盛り上がったものです。

社会の不条理がいっぱい。権威主義でない表現媒体。たくさんの情報もひと目で伝わるのがマンガと語る石坂さん。手塚治虫のアシスタント時代のエピソードを披露しながら、「天才の仕事ぶりをみせていただいた」「先生と同じ時代に生きて、ご一緒に仕事させていただいたことが人生の中の宝物」と最大級の尊敬ぶりを表されました。

手塚マンガの影響を受けていないマンガ家はいないそうです。海外から日本が注目されているのはマンガとアニメで、「クールジャパンは(安倍首相がオバマ大統領にごちそうした)寿司じゃない、マンガだろ」(爆)と時事ネタもチラリ。

そして、「先生は今の日本をみて、あんまりご機嫌じゃない。この国がもう一度戦争するかも、戦争のできる国になるかもしれないから」「手塚作品には戦争を美化したものやセリフはひとつもない」という話も印象的でした。

市長のあいさつが長かったので、せっかくの講演が短くなってしまって残念。シアターが50席と少なく、一般のかたにその半分しか聴いていただけなかったのももったいない。

記念館から発信できる夢とメッセージはたくさんあります。聖地としての充実も大切。今の子どもたちや若者に魅力を感じてもらえる施設へ、どうリニューアルしていくか・・・です。

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