上川あやさん講演 「変えていく勇気 『性同一性障害』の私から」

職員と議員を対象に開催された人権講演会で、世田谷区議会議員・上川あやさんのお話を聴きました。上川さんは、性同一性障害者であることを公表して2003年に立候補し、当選。性的マイノリティの支援や啓発活動などに奔走されています。

性分化疾患は2000人に1人、性同一性障害は1万人に1人、同性愛者は人口の数%~10%。医学的現実と社会制度の狭間でさまざまな不自由を強いられ、偏見と差別に苦しむ人たちがいることや、性的マイノリティをとりまく各国の状況、性同一性障害特例法(2003年)、進まない同性愛者の人権擁護、当事者の苦悩について、上川さんはデータを引用しながら説明されました。

後半は、ご自身が幼少の頃から思春期、成人した後々までどんな思いで生きてこられたか。そして、性の多様性を認め合い、自分らしく生きることのできる社会へ変えるために立ち上がるまでのお話へ。

別の性を生き直す、そのためにすべてをかけてこられた人を、私は何人か知っています。

古くは「金八先生」、数年前には剛力彩芽さん主演のドラマでも取り上げられましたが、実際にGIDをカミングアウトして明るく生きる中学生に会って、周囲の理解が少しは進んできたのかなと感じたことも。

国の制度の立ち遅れをなんとかしなければなりません。

ありのままの自分を受け入れ、誇りをもって、社会の不条理と闘う覚悟を決められた上川さんの気高さと美しさ。その勇気は今日300人の心を動かし、課題に向き合う意識を呼び覚ましたものと確信しています。

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