首長の多選について

 兵庫県知事選最終日。三宮駅前で勝谷候補の演説を聴きました。「行政経験はないが、百を越える国々を訪れまちを見てきた。発信も得意。優秀な職員たちの話を聴く姿勢があればできる」。教育に対する熱い思いも伝わってきます。

 応援に立つ白井文・前尼崎市長の「最初はひとりから。組織がなくても改革はできるんです」も説得力がありました。やってきた人の言葉だから。

 樫野県議は現職の実績を評価した上で、県政の課題を示し、後継を育てず5期もの長期政権をめざすことを批判。井戸知事の優秀さは誰もが認めるところですが、たしかに5期20年は長すぎる気がします。

 首長の多選については、行政運営が安定する反面、マンネリ化やひとの助言や忠告を聞かなくなるといった弊害が指摘されています。また、選挙を重ねるごとに各種団体とのしがらみが強くなって、結果的に既得権が守られ改革は困難に。権力を一手に握る首長の場合は、議員のそれとは比べものにならないのです。うちの裸の女王は2期目で暴走し始めましたっけ。

 私の尊敬する片山善博・元鳥取県知事、北川正恭・元三重県知事、福嶋浩彦・元安孫子市長、白井文・元尼崎市長ら聡明な首長たちはきっぱり2期8年で勇退されました。

 今回は自公民がこぞって支持する現職の圧倒的優勢とみられていますが、有権者が多選をどう考えるか注目しています。  *facebook

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