
落語は「聞く」ものと思い込んでいました。語りが主役で、仕草は脇役。ラジオやCDでも楽しめるから。それが、一小コミュニティで「手話落語」の会を開くと聞いて興味津々、出かけてみたのです。
初めに登壇したのは、宇宙亭きららさん。保育士時代に耳の不自由なお子さんをどうやって楽しませようと考えたのがこの道に入ったきっかけとか。
それから、師匠の桂福團治さん。40年も前に手話落語という分野を拓いた人です(伝統破りとして破門されてしまったそう)。手話と落語の身振り手振りを巧みに織り交ぜながら、人情落語をたっぷり「見せて」くれました。
そういえば、昨年ご縁のできた人形劇団「デフ・パペットシアター」が結成されたのも同じ頃。国際障害者年の前年です。
雨の中、体育館には親子連れから年配の方まで集まっておられました。聴覚障害をおもちの方へのインタビューもあって、「お店で値段が聞けない」「マスクを着けた人の言葉は読めない」といったお困りごとに、みんなで気づけたのもよかったんじゃないでしょうか。




