宝塚場所と土俵問題

 大相撲巡業宝塚場所が市立スポーツセンターで開催され、たくさんのファンが観戦を楽しまれたようです。

 4日の舞鶴場所で倒れた市長を救護するため、居合わせた女性看護師が救護のため土俵に上がったところ「下りてください」とアナウンスされた件は大きな波紋を呼びました。人命か、伝統か。女人禁制のしきたりそのものについても。

 ニュースであの映像をみた瞬間、私の脳裏をかすめたことは「あさってはうちだ。中川市長には格好のネタか」、そして予感は的中! 昨日、つまり宝塚場所の前日に市長は相撲協会に電話し、「土俵であいさつさせてほしい」と申し入れたそうです。

 

 伝統としてきたことをこのタイミングで見直せるわけがないのに、「断られた」「悔しい」などと騒ぎ立てるのはあんまり行儀よくないし、「便乗クレーム」との批判を免れないでしょう。

 なぜなら、初の宝塚場所が行われた昨年は、私をはじめ男女平等推進派が「土俵問題」をどうするんだろうと注視する中、市長は土俵下でふつうにあいさつされていたから。問題を「知らなかった」と言われて、私は耳を疑いました。

 市のHPに、併催のちびっこ相撲大会で「女児は参加不可」と書いてあることの方がまずは問題で、市長の思いは閉会の来賓あいさつではなく、別の機会に述べるのが関係者や相撲ファンへの礼儀ではないでしょうか。

 

 男女平等社会を願う気持ちは私も市長と同じです。だからこそ感情的な対立を招きかねないパフォーマンスを残念に思うのです。

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