
桜ガ丘の閑静な住宅街に佇む「旧松本邸」。神戸を拠点に貿易商を行っていた土井内蔵(くら)氏の本宅として、昭和11年に氏の甥にあたるアメリカ帰りの建築家・川崎忍によって設計され、翌12年5月1日に完成しました。
この家の主であった故・松本安弘氏(土井氏の娘婿)の遺言によって宝塚市に寄贈されたのは平成13年のこと。17年に国登録有形文化財に登録、21年にはひょうごの近代住宅100選に選定されています。
この家の主であった故・松本安弘氏(土井氏の娘婿)の遺言によって宝塚市に寄贈されたのは平成13年のこと。17年に国登録有形文化財に登録、21年にはひょうごの近代住宅100選に選定されています。
大木に囲まれた約600坪の庭園に、延べ床面積170㎡の木造2階建て。ミントグリーン×茶を基調としたすてきな洋館で、室内にもほとんど手を加えておらず、当時のモダンな暮らしぶりをうかがい知ることができます。
映画「火垂るの墓」(平成20年7月)はここで撮影されました。雑誌の撮影などにも使用されていますが、ふだんは非公開で、年に2回一般公開されています。
私は毎年、春と秋の公開日にここを訪れます。築80年のお屋敷ならではの落ち着きと上質感が心地よくて。地域の宝として、もっと日常的に活用する道はないものでしょうか。




