第7回くれない忌「まち、これからアート ~元永定正に会える場所~」

 前衛美術作家として国内外で活躍、2011年に87歳で亡くなった元永定正さんの品格と芸術を検証しようと命日に開催される「くれない忌」。今年のテーマは「まち、これからアート ~元永定正に会える場所~」でした。

 第1部・講演会のゲストに大阪中之島美術館準備室々長の菅谷富夫氏とキュレーターで美術評論家の加藤義夫氏、聞き手は宝塚市在住の編集者・岩淵拓郎氏という興味深い顔合わせです。

 2021年オープン予定の大阪中之島美術館は、佐伯祐三コレクションほか日本と西洋の近現代美術作品およびデザイン5700点超を収蔵。展覧会活動と並ぶ特徴的な取り組みとされるのが「オープンなアーカイブ」とか。議員としては、開設準備室が1990年に置かれたと聞いてびっくり! 

 来年4月にオープンする宝塚市立文化芸術センター・庭園の館長を務める加藤氏は、施設の特徴として、宝塚歌劇と手塚治虫のまち、庭園、元永、ヴェネチアビエンナーレ出展作家が3人も在住していることなどを挙げられました。こっちは今年4月から開設準備とタイト過ぎ…。

 岩淵氏からの、文化芸術センターがどんな形で地域に価値を還元するのか、これからの世代が本当に担っていけるのか(市民的関心はまさにここ!)との問いかけに、「アートを通じてまちをつくる」話をされた加藤氏。「オープンしたら出来上がったのではなく、50年後100年後と市民と一緒に作り上げていくもの」とおっしゃったのも印象的でした。菅谷氏は、「身近にあるのに気づかれない地域のお宝、アートを意識化させる機会」と。私は先日の一般質問を思い返していました。

 愛知ビエンナーレの話題もタイムリーで、興味深かったです。 

  • facebook