
後半は、熊本復興10年特別セッション「熊本城、『見せる復興』からひもとく新しい復興の形」から。熊本城調査研究センターの岩佐所長、大林組九州支店長の土山氏の話をうかがいました。 大西一史市長からは、震災当日の様子と10年間の復興の軌跡、交通センター跡に熊本城ホールと発災時に避難できる広場を整備した思いについて語られました。

おわりのセッション「自治体が取り組む『新しい復興・防災の挑戦』」では、石川県総務部・デジタル推進監 番匠氏、宮城県・南三陸311メモリアル特別顧問 佐藤氏、熊本市政策局・危機管理防災部長 伊藤氏が登壇。大きな災害を経験した自治体の取り組みが紹介されました。
印象的だったのは、どの自治体も「災害は行政だけでは対応できない」という前提に立って、地域の文化資源、民間企業、大学、NPOなどとの連携を“平時から”仕組み化している点です。
とくに南三陸町の事例は、復興の過程で培われたネットワークが、今も地域の防災力を支えていることを示していました。

また、フェーズフリーの考え方──「災害時にも役立つものを日常の中に組み込む」──は前半の講演とも重なり、自治体の施設整備や地域防災計画にも応用すべきと感じました。
〈紹介事例〉
石川県:能登デジタルライフライン、スマートドローンの活用
南三陸町:東北初のブルーフラッグ環境認証
熊本市:熊本地震の教訓からフェーズフリーな防災へ
石川県/南三陸町:希少種保護を超えた「ネイチャーポジティブ」の挑戦 (トキ、イヌワシの放鳥)
熊本市:持続可能な発展に向けた新たな水文化の創造




