7月14日、熊本城ホールで開催された「第2回防災X(トランスフォーメーション)フォーラム」に参加しました。自然再興とテクノロジーをテーマにした展示会「NATURE TECH!」との同時開催で、日経BP総合研究所と日経BPガバメントテクノロジーの主催です。
また、同じフロアで生物多様性の回復をテーマにした国際会議「グローバル・ネイチャーポジティブサミット」も開かれており、自然再興と防災をめぐる議論が多層的に進む場となっていました。
フォーラム前半は、これからの防災を方向づける基調講演が続きました。

最初の講演では、防災科学技術研究所の臼田裕一郎氏が、自然を基盤とした解決策(Nature-based Solutions)とデータ活用の重要性について解説。健全な生態系の維持が豪雨災害の激甚化を抑える力になる、そして、AIやデータ分析が自治体の意思決定を支える時代になったことが示されました。
防災が、特定の部署が行うのではなく、全組織・全部署の日常業務に組み込まれる共通機能へ。めざすべき「防災立国」の話も印象的でした。

続いて、内閣官房の御手洗哲郎氏が11月の防災庁設置に向けた国の動きを説明。国・自治体・民間の連携を再構築し、平時からの情報共有とデータ連携を強化することで「防災立国」をめざすという力強いメッセージが語られました。
災害対応の司令塔が整備されることで、自治体の防災計画や危機管理のあり方も大きく変わりそうです。
さらに、セールスフォース・ジャパンによる講演では、CRM(顧客関係管理)とデータ、AIを組み合わせた「誰一人取り残さない防災DX」が紹介されました。
高齢者や障害者、外国人など、災害時に支援が届きにくい人への個別最適化された情報提供や避難支援の可能性が示され、自治体として活用する余地を強く感じました。

CRM? 自律型AIエージェント? 聞きなれない言葉に当惑しつつも、次世代防災DXのイメージがつかめてよかった。
自然再興×防災・減災×フェーズフリー×データ活用(×連携)
これからの防災のキーワードが凝縮された内容でした。




