世田谷区教育長に聞く「選択制にしない理由」

学校選択制の導入が進む東京23区で「選択制にしない選択」をした世田谷区。教育長の若井田正文さん(写真右)を訪ねました。

「近くの学校を信頼できないのは子どもや保護者にとっても地域にとっても不幸なこと。劣る面は児童生徒と地域が表明、自治体が学校を改善していく仕組みをつくります」

「地域とともに子どもを育てる」と明言した『世田谷区教育ビジョン』(2005年3月)。そこには、①学校外部評価制度 ②地域運営学校の試み ③学校支援コーディネーター制度 など独自の取り組みが打ち出されていました。

地域ごとの学校協議会、校長対象の学校運営塾、そして「二学期制もしない」宣言! 入学希望者が激減した学校の子どもたちがどんな思いでいるか。選択制をとる区で生じている様々な問題についても伺いました。「変える勇気と“変えない勇気”が必要です」。

若井田さんの信念が阪神大震災後、避難所の学校をまわったご自身のボランティア体験から生まれたと聞いて、私たち(神戸+宝塚の議員)がどんなにはっとしたことか・・・。

制度ではなく、結局は「ひと」であり、組織風土が大切なんですね。

以前、新聞で世田谷区長が「地域を愛するひとを育てることが公教育の役割」とコメントされていたのを見て、一度じかに話を聞いてみたいと思ってきました。突然の申し入れにもかかわらず視察を快諾、多忙なスケジュールを調整してくださった教育長に心から感謝して、次の視察へ。

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