「自由討議」のめざすもの  ~総務常任委員会①+協議会~ 

宝塚市議会では、3つの常任委員会を別の日に、2回に分けて開催しています。

議案に対する従来の審査方法は、質疑→ 討論→ 採決で、議員間で議論する場がありませんでした。

「質疑」は議案の提案者に対して行うもので、多くは部課長とのやりとり。「討論」は、一般に思い浮かべる議論のことではなく、「反対(賛成)します。なぜならば・・・」と態度表明をおこなうもので、発言は1度きり。賛否の理由は明らかになりますが、採決に向けて他者に同調を求める=説得という本来の目的はほとんど果たされていません。

つまり、ベクトルは、つねに理事者側⇔議員で、議員⇔議員には働かなかったのです。

議員が議論しない議会って、アリ?  なったばかりの私は驚愕しました。

自分たちの暮らしに直結する課題やわがまちの将来を左右するような問題に対して、市長と丁々発止、議員間では喧々諤々の議論が行われているハズ(テレビ中継でみる国会のイメージです)が、議案として出てくるまでは何もせず、出てきたら会派ごとに賛否を判断するだけ。受け身との批判は免れません。

もちろん、市長と裏取引が行われたり、非公式な場で会派間の調整が行われたりはしていましたが。

地方分権が推進されると自治体の自主・自立が一層求められるようになり、議会の政策形成機能を充実させることがとても重要になってきます。

議会からの政策提案、長の提案への改善・修正、意見書・決議などで意思表明を行うためには、議員間の議論や協議が不可欠。これからの議会は、公開の場で、積極的に(じっくり)行う必要があるということで、私たちは宝塚市議会基本条例を制定するにあたって、次のような条文を盛り込み、

 〔議会の合意形成〕

 第10条 議会は、本会議及び委員会において、議案等を審議又は審査し、結論を出すに当たっては、議員又は委員相互間の自由討議を尽くして合意形成に努める。

常任委員会での議案審査を、質疑→ 自由討議→ 質疑(戻る)→ 討論→ 採決 としました(2011年9月議会から)。「合意形成に向けた議論」を行うために、あらかじめ論点を整理する。そのために別の1日を設定したのです。

それが活かされているか――。今日の総務常任委員会でつくづく考えさせられてしまいました。

★活動報告「議論しない議会はアカン!」(2011/11/25)

★議会改革 市民ネット案(2010年)    ※市民ネットは「ユニットF宝塚」の旧名です
http://www.teramoto-sanae.net/pdf/2010gikaikaikaku.pdf

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