
2020年宝塚大劇場の隣に移転オープンをめざす新・宝塚ホテル。一方、現ホテル跡地に何が建つのかは明らかにされておらず、 駅前での、1万平方メートルの大規模開発に地元住民から高い関心が寄せられています。
夜の宝塚公会堂で開かれた「円卓会議」(主催:一小コミュニティ、宝塚のまち並と文化的資産を守る会)で、湯本町に事務所を構える建築家・宮本佳明(かつひろ)さんと、景観と環境問題の専門家・田村博美さんのお話をうかがいました。
宮本さんは、再開発におけるゾーニング案を2パターン示しながら、ホテルに象徴されるこのまち特有の雰囲気をできるだけ残し、利便性を高め、公共スペースもほしいという住民の声を専門的な視点で整理されました。
田村さんは、わが市が山紫水明の地域資源に恵まれながら、無秩序な開発によってまとまりのない都市景観を見せ、密集した住宅地でしかなくなりつつある窮状を指摘。仁川団地のスターハウス(わたしの19号館!)や千刈水源、小林聖心女学院などを紹介しながら、これらをゾーンとして評価し、文化的景観保全に向けて取り組むことの必要性を訴えられました。
「文化的景観」に反応してしまった私。宝塚ホテルもそれを構成する重要なパーツだと思うのです。※2017年7月1日「文化的景観を保全する」、2006年7月20日「全国都市問題会議」。
宮本さんが作ってくださった模型のおかげで私たちは再開発後のまちのイメージを共有しやすく、数字が示されることで現実的な議論に近づけるようになりました。住民としてまちづくりに関わってくださる専門家の存在ほど頼もしいものはありません。




