
寺本さんとお知り合いになって三年足らずと日が浅いのですが、以前からの友達であるような親しみを感じています。前世からのご縁があったのか。
知り合ったきっかけは、ちょっと変わっています。
私の近所の知人が、うちからは遠く離れた宝塚市に引っ越しました。知人は、傍からは分かりにくい障害を持っています。私が化学物質過敏症気味で、香害(*香害とは、柔軟剤など日用品の香料等の化学物質によって健康被害が起きていることを表す言葉です。)に悩まされていることを知った知人は、人から理解されにくい化学物質過敏症を自分の障害と重ね合わせ、親身になって共感してくれました。
そして、「宝塚市には、化学物質過敏症の問題を取り上げている、寺本さなえさんという議員さんがいる。FBで友達申請してお知り合いになると良い」と、勧めてきたのです。
宝塚市民でもない私が知り合いになってどうする?と、正直思いましたが、知人の好意を無下に断ることもないのでアドバイスに従い、お知り合いになりました。
私は、化学物質過敏症気味でも症状が軽いので、個人的に、また、市民団体の一員としても、香害反対活動をしています。寺本さんが、議会質問で香害の問題を取り上げてくださるというので、活動で仕入れた香害関連の情報を提供し合う間柄になりました。昨年には、私の仲間から「全国での香害反対活動を進めるために、地方議員の情報交換の場があるといいのではないか」と提案があり、寺本さんにお声がけしたところ、ご賛同下さり、現在、寺本さんが代表世話人として、全国の議員さんの中心でご活動くださっています。
そして、2022年12月議会、一般質問での快挙です。
「香害に苦しむ人がいない、誰もが快適に過ごせる空間は、すべての人の人権が尊重される街づくりにつながる」ということで、「公共施設をフレグランスフリー(=無香料)な空間になるように努めていく」という、宝塚市長の答弁を引き出したのです。
公共施設のフレグランスフリー化を謳ったのは、宝塚市が全国で初めての自治体です!
一つの自治体が方針を打ち出すと、他の自治体も追随しやすくなるものです。早速、2023年1月、私は地元自治体に、「宝塚市に倣って、うちの市でも公共施設をフレグランスフリー空間にしてください」とメールを入れました。すると、なんと「公的場所をフレグランスフリー空間にすることについては、実現するよう目指しております」という返信が市長名で届いたのです。香害被害者である私にとってはめちゃくちゃな朗報です。
遠く離れた宝塚市の寺本市議のお働きが、私の地元市長を動かしたのです。
私とは何の関係もないと思っていた宝塚市ですが、そんなことはありませんでした。あの時、宝塚市在住の知人の勧めに従って、寺本さんに「友達申請」をして本当に良かったです。知人との縁で寺本さんと出会い、思いもよらぬ展開ばかりです。まさに、寺本さんとは運命の出会いを感じます。
寺本さんには、全国にまで好影響を与えるようなご活動を引き続き宝塚市で続けていただきけるように心から応援をしています。
【著者】深谷桂子(自営業、『香害入門』(緑風出版)著者)




