家族の暴力を考える

市民グループによる企画講座「家族の暴力を考える」で、メンズカウンセリングなど男性問題への取り組みで知られる味沢道明さんと、虐待当事者の会代表・小井香欧里さんの話を聞きました。二人は加害者の“脱暴力”プログラムに取り組み、昨年「家族再生センター」を設立。虐待当事者の気持ちを代弁して関係機関との交渉に当たるなど、家族の人間関係の修復をめざした活動を続けているそうです。

法律の施行後もあとを絶たない子ども虐待やDV。子どもについては、子育ての社会化やネットワーク化が叫ばれながら、最後は個々の家庭の問題として対応=放置されることが多い気がします。そもそも、子どもは親だけのものなのか? 

「虐待防止にはタテ割の組織ではなく、ネットワークが必要。あっても民間団体やNPOが参加するところは少なく、必ずしも実効性のある援助体制とは言いがたい」と味沢さん。周囲の「気づき」があっても防げなかった岸和田の虐待事件を機に、宝塚でも体制を見直してみる必要がありそうです。
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