もし、わたしが、トイレも更衣室も男性用を使えといわれたらとっても困るし、男湯に入れといわれたら固まってしまうでしょう。服を選ぶとき、性別欄に○をつけるとき、近所や職場に知れたら・・・。心の性と体の性が一致しない人々の苦悩は深刻です。
性同一性障害(GID)当事者の方からうかがいました。戸籍上の性別と生活上の性別が異なることで、就職や家を借りるとき、医療機関にかかるときなどあらゆる場面で困難を伴うこと。性別が記された保険証を用いたくなくて命を落としてしまう人もいること。GIDの治療が保険適用外で、経済的にたいへんなこと。男女の扱いに差がないなら(あるのがおかしい)履歴書など私文書の性別記載も不要だし、本人確認のためなら「男・女」の2択以外にいくらでもテがあるでしょう。
GID特例法(性同一性障害による戸籍の性別変更を認める法)成立から1年。この16日に施行されたところです。昨年は各地で風が吹き、GIDへの理解はずいぶん進んだように見えますが、偏見や差別は依然として残ったまま。「わたしたちはふつうの女性として(男性として)暮らしたいんです。性同一性障害とか、元カレとしてではなく。」
一段、そしてまた一段、ハードルが低くなるよう働きかけていけたらと思います。




