鉄橋の村

新年を今年も夫の実家、城崎郡香住町で迎えました。結婚当時は元旦の朝早くから年始のお客が途絶えず、台所はてんてこ舞いだったけど、年々出足はゆっくり。集まる顔ぶれも代替わりして、漁の話を聞かせてくれる人はいなくなりました。

驚いたのは合併話です。聞いていた相手とは“破談”。別の町との話がまとまり、その名も美方郡香美町とすっかり変わるそうです。なんとまあ・・・。

村のシンボルも姿を消そうとしています。東洋一の高さを誇る余部鉄橋の取り壊し工事が始まるのです。この話になると、みんな黙ってしまう。鉄道ファン向けのムック最新号には、西村京太郎が惜別の思いを込めて書き下ろした作品(例の十津川警部シリーズ)が収められていました。

そういえば鉄橋を通る列車、前はもっと多かったっけ。その轟音の長さで特急か急行か、いま何時かまで当てる子どもがいましたが、今はそれもあっという間。ますます静かな村になりつつあります。
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