GID問題を考える

神戸学院大学で開かれた第7回GID(性同一性障害)研究会に参加しました。医療・福祉・教育関係者、法律家、精神科医、GID当事者が集まる全国レベルの会合です。

専門的な発表が続くなか、最も関心深く聴いたのが教育現場からの報告でした。全校生徒の前でカミングアウトした高校生とそれを支えた教員たち、生徒を理解し励ます友人たちに心から拍手!

身体の性と心の性が一致しないGID当事者の悩みは深刻です。紙の上の「秩序」のために、病院や刑務所などで女性が男性として扱われる実態。手術までしないと認められない権利って――ゲストのカルーセル麻紀さん、虎井まさ衛さんの話にわたしは言葉を失いました。

一方で、親にカミングアウトしたばかりという中学生のさわやかな笑顔や、「就職先にすんなり受け入れてもらえた」という人たちの話に明るい予感も。

戸籍変更を認めたGID特例法(昨年7月施行)は大きな前進とはいえ、非婚・子なし・生殖腺の除去等厳しい要件が課されました。宝塚市議会はこれらの緩和と医療機関の充実などを求めて、9月に政府に意見書を送っています。

いろんな人に出会って、たくさんの宿題をもらって来た一日でした。

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