
午後は「東羽衣保育所裁判」を傍聴しに大阪高裁へ。
この事件は平成12年9月、大阪府高石市が公立保育所の民営化を発表、翌年の6月議会で条例改正案(=保育所廃止)が可決後の9月に当該園の保護者2人が廃止処分の取り消しを求めて大阪地裁に提訴したもので、初の民営化裁判として全国から注目されています。
16年5月の一審判決は「棄却」。今日は控訴審でした。
この事件は平成12年9月、大阪府高石市が公立保育所の民営化を発表、翌年の6月議会で条例改正案(=保育所廃止)が可決後の9月に当該園の保護者2人が廃止処分の取り消しを求めて大阪地裁に提訴したもので、初の民営化裁判として全国から注目されています。
16年5月の一審判決は「棄却」。今日は控訴審でした。
判決は、保護者Eさんについては子どもが卒園していて当事者に訴えの利益なし、と「却下」。同一環境下で就学まで保育を受ける権利を侵害されたとして控訴審で損害賠償を求めていたAさんの訴えは「棄却」でした。
門前払い判決です。開廷後あっという間の出来事に、十数人の傍聴人は唖然――。
争点のひとつとなった「保育所選択権」について、判決文を目にしたわたしは目がテンに。
「(略)児童福祉法改正当時、厚生省担当官の発言や解説の記載にある“措置から契約へ”は一種の比喩的表現で・・・」
うっそー!! 改正児童福祉法(H9)の目玉として自治体のパンフなどで堂々とアピールされていたフレーズですよ。わたしは何度も確認したし、なにかの記事にも書いたからよく覚えています。
じゃあ、これまでの社会福祉基礎構造改革っていったい何だったの??
弁護士もこの点は上告理由に値すると言っています。説明会には原告と支援者、議員のほか、続く裁判を起こした大東市、枚方市の保育所保護者も参加して情報や意見を交換しました。
判決は行政側の自由裁量に一定の制限を加えたものの、「保育の質」については一切ふれていません。「最後まで子どもの姿は見えなかったよね」と保護者たち。高石市議会が和解勧告を蹴ったいきさつも気になります。




