赤と青

紺碧の空にそびえる赤い鉄橋――夏も冬も、このコントラストの美しさに魅了されてきました。日本一の規模と機能美を誇る余部鉄橋は、連れ合いの実家の、ほとんど頭上といってよい位置にあります。

安全性と定時性を確保(+巨額の維持管理費を削減)するため、コンクリート橋への架け替えが決まって早や5年。帰省の度に、工事は進んだかなぁ、と気になっていたのですが、今度こそいよいよ・・・という感じです。

餘部駅を降りるとホームの様子は違うし、集落へ下る道も変更されていました。草ぼうぼうだった橋脚の周りは囲いがされ、鎧(よろい)駅側に1本、新しい橋用の太い「脚」がいきなり立ち上がっています=写真中央。わんさと詰めかけていた鉄道ファンも、もういません。

鉄橋は明治42年の暮れから2年強、日本の土木技術の粋を集めて造られました。新橋は2年後の平成22年竣工予定。総工費30億円のうち、県が8割を負担するようです。旧橋はどうするのでしょう?

香美町(旧香住町)のホームページや関連記事をのぞいてみると――。

県が設置した「余部鉄橋利活用検討会」で、産業遺産としての価値を伝え、観光資源として地域活性化に役立てるため、橋脚の一部を保存する提言がまとめられていました。

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