累積赤字106億円    ~病院事業運営審議会~

第29回宝塚市病院事業運営審議会が開かれ、市立病院の現況と地域連携の取り組み、病院改革プランの策定、新しい理念と基本方針について報告を受けました。

全国の公立病院と同様、宝塚市立病院も厳しい経営状況に陥っています。19年度決算では、約6億5000万円の赤字。累積赤字は約106億円を超えました。17年度末に約12億円あった留保資金は18年度末で6億円、19年度末には4億円を切り、減価償却費等を差し引いても約2億5000万円の資金不足を生じます。

診療報酬の改定や、医師不足に伴う患者数、とりわけ入院患者の減少が大きく影響したためで、病床利用率は67.4%(全480床)。20年度に入ってからも、産婦人科の休止、11人もの医師が退職・・・と、深刻な状況が続いています。

事態を憂いた市民委員から厳しい批判が飛び出し、騒然となるひと幕もありましたが、病院長が医師の確保をはじめ、再建にかける姿勢を毅然と示されことで、場の空気がすこし変わったように感じました。

10月からの理念は「市民の健康といのちを守ります」(案)――シンプル&わかりやすく、とのこと。この審議会に入るのは初めてですが、年度内の策定が義務づけられた改革プランに注目していきます。

  • facebook