今年度からスタートした第5次宝塚市総合計画と、その特徴とされる「協働」の考え方を知ってもらおうという催しで、副題は「~協働を核とする新しい都市経営の確立をめざして~」。
基調講演「新しい公共と協働のまちづくり」の講師は、久(ひさ)隆浩・近畿大学総合社会学部教授。今、このテーマで引っ張りだこの先生で、とてもわかりやすいお話でした。
その後、政策推進課による第5次総計のポイント説明、パネルディスカッションへ。新しい公共の実践者として、アロマ関係のNPO、コミュニティ西山、自治会連合会の各代表から発表がありました。
考えさせられたことが3つ。その1は、行政に対して。
「人口減少型社会」「協働のまちづくり」「案の作成段階から市民力」をウリにした今度の総計ですが、肝心のめざすべき都市像は見えてこないし、協働の「指針」づくりもこれから。進路も羅針盤も頼りないまま、みんなで漕ぐことに意義ありとする計画でいいのか――。
疑問をもちながら手のほどこしようもなく、議会としてせめてもの微修正を加えて(基本構想のみ)議決せざるを得なかったのです。
その2は、議会の反省。
市民から「協働のまちづくりにおける市議会の位置づけは?」 と質疑あり。うわっ、来た・・・と思っていたら、そこなんです、といわんばかりに講師の答弁に力が入り始めました。
「複数が集まって議論する中で公共性の高い答えを見つけていく。議会が市民グループなどと協働できているかといえばまだ、市民意見を聴くといった参加参画は行政に比べてまだまだ。議会としての議会報告会が必要。その流れの上に『協働』がある。議会にしかできないこと、そのひとつが条例・しくみづくりで、NPOや地域が円滑に動けるよう実態を見てもらい・・・」
「要は、議会としてあたりまえのことをやるのが『協働』です」
その3は、共催者である宝塚NPOセンターに対して。
パネラーの人選が“お役所ちっく”な気も。行政の下請けでなく、新しい公共の担い手として元気なNPOが育ってほしいと願っています。




