
聖路加病院副院長で、多くの小児がんの子どもたちの治療にあたり「いのち」と向き合ってこられた細谷亮太先生の講演を聴きに、美幸町の「はんしん自立の家」へ。
「いのち」について今年考えたこと、という演題でした。細谷先生の生まれた1948年の乳児死亡率は1000人に70人、今は1000人に2人とか。生まれた子は死なないという時代になった、その一方で、小児がんを患い亡くなってしまう子どもたちがいます。
子どもと保護者にどう接するか、病院で暮らす子どもたちの日常、「いのち」をどんなふうに考えるかなど、いくつかの実例と絵本を紹介しながら語られました。
スクリーンに映されたのは「忘れられない贈り物」。年をとったアナグマが森の仲間に慕われながら天国にいく、あの名作です。「だいじょうぶだよゾウさん」「レタの星」「ぼくのいのち」は初めてでした。
実はご自身も俳句や絵本を手がけ、今年3月に「なみだ」という絵本を出版されています。
「生まれてくることそのものがとても大切なこと。みんながそう思える社会をつくらないといけない。最近そう思います」
やさしい響きの低音ボイスと子どもに話しかけるように穏やかな口調がとても印象的でした。
チェシャーホーム「はんしん自立の家」にはハンディキャップをもつ50人の入居者が暮らしています。広いピロティがこの日300人以上の参加者でいっぱいでした。




