
「法人税は高いしこんな国、企業はどんどん出ていってますよ。大阪の会社は、出ていくぞ、出ていくぞってわあわあ騒ぎますねん。でも最近言わないでしょ。出ていく力もないんですわ。京都の会社は、K社とかM社とかありますね、人が悪いからそぉーっと出ていきます。東京の会社は現在会議中です」
旬のネタに激辛スパイスを効かせて会場を沸かせる建築界の巨匠・安藤忠雄氏。「第17回新現役宣言フォーラムin関西」のテーマは「日本の現在」でした。
東日本大震災復興構想会議のメンバーとして政府の対応をどう評価し、どんな提案をおこなっているか。阪神淡路の震災遺児のために立ち上げた育英資金の再開(たちまち29億円を集めてしまうとはさすが!)。
「住吉の長屋」やサントリー美術館などの建築にまつわるエピソードを交えながら、固定観念や常識にとらわれないことの大切さを説く安藤氏にはいつもながら勇気づけられるのですが・・・。
政治経済の話に移って、「日本の国際的地位の低下を日本人が自覚していない」と指摘されたのにはドキッ。
ホスト役は、NPO法人新現役ネット理事長で、外交評論家の岡本行夫氏。被災地の漁港の早期再開をめざす「希望の狼煙(のろし)プロジェクト」を立ち上げ、精力的に活動されています。これまでの震災は施設の被災だが、今回は生活生産システムの破壊として、政府の対応の遅れを厳しく批判。多くの企業の協力で支援が行われている現状も報告されました。
パナソニックのテレビ事業縮小の話で始まったフォーラムは、先の見えぬ震災復興、原発問題、今どきの若者論・・・等々、対談で盛り上がってエンディングへ。
夜の朝日生命ホールは新現役世代の熱気でいっぱいでした。TIFA広報委員として参加した私ですが、久々に企業人たちの感覚を肌で感じる機会となり、いろんなことを考えさせられました。




