道の駅

撤去か、保存か――県が設置した余部鉄橋利活用検討会は、産業遺産としての価値を伝え、観光資源として地域活性化に役立てるため、橋脚の一部を保存する方向で提言をまとめていました(H20)。ありがちな結論ですが、撤去を望む地元とはどう折り合いをつけたのでしょう。

架け替え工事中、資材置き場として使われていた鉄橋下は草ぼうぼうの茂みで、小学生だった息子が「猫でも犬でもない生きもの」に遭遇したところ。四季折々に色を変えながら鉄橋を引き立ててきた田んぼも、スイカを冷やした清水も姿を消して、民家が建っていました。

鉄橋転落事故の犠牲者を弔うために建てられた観音様のそばに、ついこの間まであった喫茶店もなくなって、何やら大きな建物が・・・・・「道の駅」です。3月オープンをめざして建設中で、子どもが遊べる公園と駐車場&トイレなども一体整備される計画。総工費1億円を兵庫県と香美町が半分ずつ負担し、住民も1世帯1万円ずつ出資しているそうです。

運営は自治会や老人会、PTAなどで構成する地域団体が行い、店に並べる商品や販売のしくみをどうするか協議を進めている最中と聞きました。そうか、これでしたか・・・。

美しい自然景観と暮らしの活気が調和したふるさとであり続けてほしい――。そう願うのみです。

そうそう、「犬でも猫でもない生きもの」の正体は、おばあちゃんが狢(ムジナ)というからますます???でしたが、アナグマだったのです。

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