訂正ついでにひと言

6日の記事中、「率先してサービスを広げ、見本をつくっていくのが公立の役割――保育所・幼稚園の民営化をめぐる議論の中で当局が言ってきたことでは・・・」と書きましたが、訂正します。

よくよく思い返してみると、公立の役割は「先進事例の研究とモデル実施」的なことでした。延長保育や一時保育はニーズが高まってもなかなか実施されず、私立保育所にやってもらって、何年か後に公立でも行われるように。

かつて、東京都千代田区が「特別保育は公立で行う」方針を表明していて、サービス向上のための民営化論と一線を画していた記憶がありますが、「率先してサービスを広げる」とはそういうことでしょう。

宝塚市の保育所・幼稚園も、障害児教育においてはがんばってきたんじゃないかと評価しています。

利用者のニーズを積極的に把握し、事業に反映させることが仕事の鉄則と思っていた民間出のわたしは、ニーズ調査もしない役所の怠慢をずいぶん責めてきました。今から思えば私が世間知らずでした。

現実の対応として、施設利用者のためには民間委託や民営化がベターということになるのでしょうか。

ただ、最後のセーフティネット的なところは公が責任をもつべきじゃないのかな。

福祉もゴミも、市がひとつの現場ももたずに施策を考えていけるのか。そもそも、民間に期待するサービスがなぜ自らできないのかが、私にはまったく理解できません。

民間への流れが(当局が強調する)より専門性の高いサービスを提供するため、全体として「小さな市役所」をめざして行うというより、しんどい事業を民間に“安く”押しつけるようにしか見えないやり方が気になるのです。行財政改革の一環なら、先に出すべき事業がほかにある。

福寿荘の夕食が午後5時(職員の勤務時間の都合。朝食は7時半)と聞いて、介護施設の運営に携わる知人たちは異句同音に、「それはひどい。我々の何倍も恵まれた条件で働く公務員が、聞いて呆れる。ローテーションで工夫すべきでしょう」。

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