草の根の国際交流で

午後からプリンツ夫妻を囲んで開かれた昼食会へ。会場はMさん宅、広々としたリビングにアンティークの家具や調度品が置かれたすてきなおうちです。所狭しと(テーブルそのものが広いのに!)並べられた手料理を堪能しながら、楽しいひとときを過ごしました。

宝塚市の姉妹都市ウィーン第9区。音楽のまちとしてあまりにも有名なウィーンですが、実は医学や建築分野もトップレベルとか。

通貨統一で経済的な国境がなくなった今、職場も大学も多国籍化しオーストリアらしさが急速に失われつつあるそうです。あのウィーン少年合唱団もそうと聞くと、複雑…。

また、合唱団が昨年日本ツアーを中止した話などから、海の向こうで原発事故による放射能汚染が私たちの考えるよりはるかに恐れられていることに気づかされました。

政治経済から医療、文化、教育、留学事情、懲役制度まで、話題は次々に展開されます。

日本に滞在中も各地の音楽祭でレッスンに追われるご夫妻。そういえば、なぜ宝塚で音楽祭が催されないのでしょう。ベガ・ホールで行われている宝塚音楽コンクールも、希少な少年合唱団も、その道では注目されているのに市民にはほとんど知られていない・・・。「もったいないですね」と言われてしまいました。

TIFAには外国暮らしを経験した人がたくさんいます。そして、ホストファミリーとして何十組もの留学生のお世話をしてこられたMさんから見せていただいたアルバムには、いろんな国の子どもたちの笑顔がいっぱい――(Mさんのおもてなしのセンスに感動しっぱなしの私!)

財政難で自治体間の姉妹都市交流は国内・外とも縮小傾向にあります。これからの事業はどうあるべきなのか。草の根の交流から生まれてきたものの大きさについても考えさせられた一日でした。

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