陳情の趣旨は、山本議員が他の議員を「北朝鮮から帰化した人で、元からの日本人ではない」、さらに親族をも誹謗中傷する内容をメール等で多くの人に喧伝したことについて、「市民の信頼に値する倫理性を自覚し、市民に高潔性を示す」と謳った政治倫理条例に違反し、議員としての適性を著しく欠くとして、議会に上記の対応を求めるものです。
委員会では、浅谷委員(新風改革の会)から「他の議員」とは自分のことで、山本議員が喧伝したのは「北朝鮮から帰化した人」「夫は刑務所に入っていた」の主に2点であることが明らかにされました。山本議員は人違いを認めて浅谷議員に謝罪済みとのこと。
自由討議の中で、大河内委員(自民党議員団)は、宝塚市議会が辞職勧告決議を行ったのは刑法犯罪か民事で裁判所が結論を出した例のみで、多発すべきでない(私もそう思います)、陳情が市長選の前に出てきたことを勘案すると「不採択」が適当と主張。梶川委員(ともに生きる市民の会)は人権意識の向上に精進してほしいと述べた上で、「結論を得ず」とされました。
私は、山本議員によって、浅谷夫妻と間違われた方々の実名と社名が特定されていることを確認。第三者への人権侵害も見過ごせない問題と考えます。前科は最も配慮すべきプライバシーのひとつで、事実の有無にかかわらず軽々に取りざたされるべきではないからです。
これに対して、大河内委員が第三者について、名誉棄損は親告罪で、当事者がどう感じているかわからないことを議会で扱うのはふさわしくないとし、今度は「結論を得ず」を主張されました。が、そもそも法的責任とは別の次元で、公人としての倫理上・道義的な責任が問われているのですから、議員間のトラブルに限定して「解決済」としてしまうのではなく、議員の行為によってどこまで影響が及んだかを「責任の自覚を促す」内容として判断すべきではないでしょうか。
浅谷委員も、私的な問題とは別に、陳情の趣旨に賛同すると述べました。続く委員の発言がいささか的外れで困惑の沈黙が・・・。ここで、江原委員長(公明党議員団)がさっさと質疑を終結、「委員長決裁により結論を得ずとします」と閉会されてしまいました。
これには一同唖然。委員長決裁って、一体何ごと!? 6人中「趣旨採択」1、「結論を得ず」2、結論にふれていない委員が私を含め2、田中副委員長(共産党宝塚市議団)はまだひと言も発言していないのに・・・。
傍聴席から怒りの罵声を浴びせられることになってしまいましたが、異例の幕引きに皆さん以上に不信感を抱いたのは私たち議員です。




