財政と“忖度”組織の立て直しなるか ~宝塚市長選3~

 やっぱりもう1期やる気だーー。中川市長の言動の端々から庁内ではそう見られていました。一方で、行革が不可避の今、財政を悪化させた本人が自分で市民に負担をお願いできるか? と首をかしげる職員も。

 気にいらないとすぐ感情的になって、人事権をちらつかせるボスに幹部職員たちは委縮してもの言えず、忖度が当たり前になっていった宝塚市役所(国とまったく同じです)。市民の目には親しみやすく心優しい市長さんと映っていたでしょうが、中川市長には別の顔があることを議員は(新人以外)みんな知っています。

 急がれるのは、財政と組織風土の立て直し。「即戦力」の行政出身者をトップにという声は、議員間では前々からありました。そのために、政治家は出ない。大政奉還です。今度こそ党派を超えて推せる人材を省庁から迎えようという話に、私も期待していたのです。

 ところが、いわゆる左派の中川市政が3期も続いた宝塚市は国県の関係者には不人気で、引き受け手が見つからない。そうこうするうちに中川市長が12月議会初日に不出馬を宣言(びっくり!)、自らの後継に女性弁護士を選び、自民党の県会議員と財政危機を訴える一市民が立候補を表明。日本維新の会も候補者を立てることになって、一時はともに官僚市長を望んだ現職県議が最後に名乗りをあげました。

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