
午後からのセッションⅠ「コウノトリの未来」では、コウノトリ国内個体群の復活(江崎保男・県コウノトリの郷公園長)、鳥類の再導入の歴史(フィリップ・セドン・NZオタゴ大学教授)、日本のコウノトリ再導入個体群の遺伝的管理(内藤和明・兵庫県立大大学院准教授)、採餌環境整備の全国展開と今後(佐川志朗・同教授)と専門的な話が続きました。
後のパネルディスカッションでは、河口洋一・徳島大大学院准教授、長谷川雅美・東邦大教授が加わって、個体数と生息分布が拡大する中で浮かび上がってきた課題、長期的存続を図るために私たちは何をなすべきかについて議論が行われました。
後のパネルディスカッションでは、河口洋一・徳島大大学院准教授、長谷川雅美・東邦大教授が加わって、個体数と生息分布が拡大する中で浮かび上がってきた課題、長期的存続を図るために私たちは何をなすべきかについて議論が行われました。
セッションⅡは「共生社会をめざして」。中瀬勲・県立人と自然の博物館長、福岡伸一・青山学院大教授、あん・まくどなるど上智大教授による鼎談「命への共感:人と生きものは如何にして共生できるか」です。「突然やって来た鳥」への対応や農業・観光面での課題も様々とし、人とコウノトリが共生する社会のヒントを探ろうという内容でした。
「かつての田んぼは生きもののゆりかごだった」。コウノトリ野生復帰への挑戦を振り返るのは、川端啓介・豊岡市コウノトリ共生部長。捕獲・飼育用のドーム型ケージを「約束のケージ」と名づけた当時のスタッフの思いを知って、私は泣きそうになりました。
栃木県小山市の浅野正富市長は渡良瀬遊水地にペアが定着しヒナが誕生した時の感動を語り、「コウノトリに選ばれた=豊かな自然環境。これを次世代に残していきたい」。奥田直久・環境省自然環境部長からは、生物多様性の新しい世界目標と国家戦略について。そして、「国政もだけど、市町の選挙は緊張する。リーダーによってものすごく変わるから」というあん教授の言葉ほどドキッとさせられるものはありません。
豊岡市も宝塚市も、そして兵庫県もリーダーが代わったところなので。




