希望を託して 古都ヘラートの細密画展

▲(左から)貿易会社経営のアーメッド・シディキさん、西垣敬子さん、寺本、藤本高之さん(イスラーム映画祭主宰)

「古都ヘラートの細密画展」が神戸学生青年センターで開催されています。ミニチュアールとも呼ばれる細密画は、ペルシャ文化圏で受け継がれてきた伝統絵画で、人物や建物、精緻な幾何学模様などを極細の筆で緻密に描き込まれるのが特徴です。

企画者の西垣敬子さんは、アフガニスタンの女性と子どもたちを支援し続けて約30年。その活動の中でヘラート派の細密画と出会い、日本で初めて地元・宝塚で紹介されました。タリバン支配下の現地へ身の危険を顧みず50回以上も足を運んできた西垣さんの勇気と使命感に胸を打たれ、私は毎回この展示会に足を運んでいます。

初日の今日はあいにくの土砂降り(のち激しい雷!)でしたが、市役所を後にし阪急六甲駅へ。


会場で目に飛び込んできたのは鮮やかな青と金色、宮殿や浴場で過ごす人々、狩場など。遠い異国の物語に思いをめぐらせる一方で、西垣さんからうかがったのは、タリバンの復権でアフガニスタンの国土は荒廃、学問や文化は厳しく統制され、女性たちは大学や職場を追われ、自由を奪われ家に籠もるしかなくなったという悲しい現実でした。

「絵を見てもらうことが女性たちの希望なの」

今回展示された20点の作品は、そんな現地から届けられたもので、売上金は全額、作者のもとへ送られます。
高名な作家の一番弟子というヘラート大学教授の作品もありましたが、私は教え子の女性が自宅で描いた一枚を選びました。青と金色が基調の、お茶会シーンかな? 花がたくさん描き込まれたきれいな絵です。

初めて購入したのは少年が描いた作品でした。画家になる夢をあきらめ、兵士になった若者もいました。
前回は抽象画。今回も、アフガニスタンの文化にふれ、女性たちの創作活動と暮らしを支える一助になればと心から願って。

10月30日(金)~11月4日(水)、11:00~17:00。
西垣さんが、アメリカの実母と同じ91歳と聞いてびっくり。


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