
無免許運転の罪に問われた近石武夫議員の初公判が、神戸地裁伊丹支部で開かれました。求刑は懲役10カ月――規範意識の欠如と常習性を重くみた、道交法違反としては厳しい刑です。
度重なる交通違反、三度の事故、罰金、免許取り消し、無免許運転・・・。検察官が読み上げる起訴状には私たちの知らない「前科」がいくつか。「犯行に至ったいきさつは・・・」ということばも重々しく響いてきました。
証拠調べで証言台に立った近石議員は、無免許でも車を運転せざるを得なかった理由として、政治活動(議員活動?)に不可欠だったこと、党の責任者であること、ひざの故障などを挙げました。
続いて妻が、本人の無免許を知っていたが、(自宅で保管している)車を運転しているところは6年間一度も見ていないと証言。傍聴人一同、思わず顔を見合わせてしまいました。
何より驚いたのは、近石議員が辞職について「真剣に悩みはしたが、支持してくれた人々のため最後まで責任を果たすべきと考えている」、つまり辞める意思がないことです。唐突に住民監査請求を打ってきたのはそのためのパフォーマンス? 裁判官は即座に「生活のためじゃないのか」と訊いていましたが。
弁護側は、4期16年にわたる議員活動をアピールし、選挙のたびに得票数を伸ばしてきたのは被告人の“貢献”を示すものに他ならないと主張。執行猶予を求めています。
論告、求刑、結審までわずか1時間強。判決が下るのは15日(火)です。




