洋館の魅力にふれる 旧松本邸

宝塚駅から徒歩8分、桜ガ丘の住宅街に映画「火垂るの墓」に出てくる洋館があります。この「旧松本邸」は、貿易商・土井内蔵(くら)氏の本宅としてアメリカ帰りの建築家・川崎忍氏(土井氏の甥)が設計し、昭和12年に完成しました。娘で日系米国人のアイリンさんと松本安弘氏夫妻が住まわれた室内をそのままにとどめる建物で、平成17年に国の登録有形文化財に指定、21年にひょうごの近代住宅100選に選定されています。

現在は中央図書館の分室として活用?管理?されていて、一般に公開されるのは春・秋の2回のみ。私はここ4年ほど毎回欠かさず訪ねています。

3年前から一般社団法人「宝塚まち遊び委員会」が公開事業に関わるようになって、館内ガイドやミニコンサート、アート展を開催。徐々にリピーターが増えて、今年は2日間で約500人も来館したそうです。

運よく館内ガイドタイムに到着した私は、洋館と生活文化に詳しい歌人の北川不可止氏の案内で隅々まで見学してきました。ここで営まれていた上質の暮らし、流れていた穏やかな時間に思いを馳せながら。

地元の文化遺産をどう生かしていけるか。課題は何か。そんなことを考え続けています。

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