女子も「めざせ!甲子園」

 2021年8月23日は女子野球史に残る日となりました。球児のだれもがあこがれる阪神甲子園球場。ここで初めて女子の試合が行われたのです。第25回全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝を、男子の大会の休日に行うという形ではありましたが。

 甲子園出場を果たしたのは、神戸弘陵学園高校と高知中央高校。両校の熱闘は「バーチャル甲子園」でライブ中継され、ネットニュースも今朝の新聞各紙も神戸広陵が4-0で高知中央を下して優勝するまでを大きく扱っていました。パラリンピックとコロナに埋もれてしまわなくてよかった。

 カーン! 胸のすく打球音。はじけんばかりの笑顔に胸が熱くなります。 

 100年近くの歴史をもつ甲子園は最近まで「女人禁制」で、グラウンドには男子しか立てませんでした。「女子も甲子園で」という計画は、実は2006年に一度浮上していたとか。女子硬式野球の父といわれる故・四津浩平氏の貢献と、「夏の決勝だけでも」との夢を受け継いで尽力してこられた人々のことを私は今回初めて知りました。

 大きな一歩です。これをきっかけに、野球好きの女の子が増え、女子硬式野球部をもつ高校が増え、甲子園での決勝戦、いや1回戦から全国中継されるようになって、いつかオリンピックの正式種目に――。この夏、夢の扉が開かれたことを心から喜びたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=2CPZ3UctVLs

              *写真は神戸広陵学園高校提供

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