熊本地震と文化的処方

(続き)文化的処方とは、芸術や文化的な体験、人とのかかわりを心のケアやウェルビーイング向上に役立てる取り組みのこと。私たちは震災などの経験を通じてなんとなく理解しています。

ギャラリーでは、日比野克彦らアーティストによる作品に加えて、市民から寄せられた写真とエピソードが紹介されていました。
写真家・宮井正樹さんが、地震の最中は村の消防団員として現場に立っていたというショットは、強いインパクトがあります。

「器とあなたの食卓の写真を交換する展覧会『○。(マルオ)の食卓』」では、器と引き換えに送られた食卓の写真とメッセージが壁面いっぱいに貼り出されていました。
郷土料理だったり、家族の好きなひと皿だったり。
一枚の写真から、日常を取り戻しつつある人々の思いが伝わってきます。

奥のコーナーには、「2016年4月、熊本で地震がありました。そのとき私たちは」で始まる職員向け研修プログラム「こころの防災グッズ」。
それぞれの現場で被災し、出動した職員や教員たちが、心の支えになった愛用品や役立ったグッズと、それにまつわるエピソードを紹介しています。

被災者であり、同時に持ち場を守る人でもある――。
30年前の自分と重なるものがあって、深く、深く共感したものです。
どれもすばらしい企画でした。

そうこうするうちに、その日のうちに宝塚へ着ける最終の新幹線に駆け込み、セーフ💦

#熊本市現代美術館
#秀島由己男展
#熊本地震から10年
#熊本地震と文化的処方

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