災害と保育所の役割  ―第58回保育合研in兵庫―

2日目は、保育・子育て講座、保育制度シンポジウム、会場分科会の3つのプログラムが、神戸市外国語大学や神戸学院大学などで開催されました。会場分科会は43もあり、私は特別分科会「災害と保育所の役割」を選びました。

午前は、ひょうご母乳・育児の会の前山みゆきさんが、まんがリーフレット「どうする 災害時の赤ちゃんの栄養」を紹介。母乳をつくるホルモン「プロラクチン」はストレスの影響を受けないため、災害時も落ち着いた授乳環境を整えることが重要との話でした。

災害時に一律にミルクを配布したり、平常時に試供品を提供したりはよくないと聞いて、ちょっとびっくり。代替食があれば安心だけど、母乳育児への理解を含め、留意すべきことはありそうです。

母乳は“ふだんどおりのごはん”。避難所はもちろん、施設整備やまちづくりにおいても、赤ちゃんの食事環境をどう確保するかを改めて考えさせられました。
母乳育児は自然で望ましいと思いますが、その推奨にはデリケートな側面もあり、丁寧な配慮が必要です。

午後は、兵庫県保育所運動連絡会の鈴木裕子さんによる「阪神淡路大震災を乗り越えて」。全壊・半壊した保育所が再開に至るまでの経緯と保連の活動が語られました。

大規模災害や感染症拡大時、自治体職員や医療スタッフが安心して子どもを預けられる保育所が確保されなければ、救助や復旧に出動できません。保育所は災害直後から必要となるインフラだと改めて感じました。

阪神淡路大震災発生から数日後、国から都道府県に「被災地の子どもを積極的に受け入れるよう」緊急通達が出たことを、新聞社に勤めていた私はいち早く知り、避難先の保育園に向かった経験があります。

1週間で職場復帰できた背景に保連の働きかけがあったとは――。

保育所が機能できなくなる事態は、地域の復旧に直結します。豪雨など局所的な被害でも、保育の継続性をどう守るか考えておく必要があると感じました

神戸学院大学ポートアイランドキャンパスで

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