議会改革に向けて②  費用弁償って?

議会運営をより効率的に、今風に、そして市民にもっと関心をもってもらえる議会にしたい—。週明けの会派ミーティングではひき続き議会改革案について検討しました。

見直し項目のひとつに挙げているのが「費用弁償」。議員が委員会などに出席した場合、宝塚市では1日5000円の日当が支給されています。私たちの報酬は月額制なので、二重にいただくことになってしまう。というわけで、市民派議員を中心に各地でこれを廃止する動きが続々。県下22市で残るは尼崎、西宮、宝塚の3市のみとなり、県議会でもようやく減額が決まりました(県議は議会に出るだけで1日1万6500円!)。もとは農作業や商売を休んで議会に出る人への手当てや、はるばる?役所へ出向く交通費、委員にならない議員との公平性を保つといった意味合いがあったようですが、時代に合わなくなった制度は早々に改めるべきでしょう。

ほかに、議長・副議長選挙のあり方や本会議の進め方、傍聴者への配慮、慣習の見直し(議場への飲み物持込禁止はなぜ? 国際会議だってペットボトルが置いてあるけど。)等、申入書をまとめています。

※県の費用弁償改正については、いなむら和美県議のHP参照(リンク集からどうぞ)。

                             *写真は宝塚ガーデンフィールズ内「ペットパーク」で
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ドイツにおける環境教育

ドイツの環境教育者ハイデ・ベルクマンさんの講演が大阪・ドーンセンターで行われました(主催・国際環境NGO「FoE JAPAN」)。80年代から国を挙げて環境教育に力を入れてきたドイツでは、全教科や学校生活を通して環境を考えて行動する教育が行われています。そんな学校をサポートし、市民向け教育にも大きな役割を果たしているのが全国に600以上ある環境教育施設。ベルクマンさんが館長を務める「エコステーション・フライブルク」は、エコロジカルな建物、五感で楽しむプログラム、そして自治体とNGOの理想的な協業で注目されているそうです。野生のミツバチの巣をつくったり、木を植えたり・・・池や畑のあるビオガーデンでのユニークな実践の様子がスライドで紹介されました。

ドイツの小学生も、遊び場が戸外から室内に、一日はスケジュールで埋まり、自然体験はメディア体験にとって替わっているとか。子どもたちを主な対象とする同施設には、自然の中で過ごす喜びを体験できる仕掛けがいっぱい。「彼らが自然を愛するように。愛さないものを守ることはできません」とベルクマンさん。

記者時代、住宅・家具の取材をしていた私は、ドイツ・北欧の環境や健康に対する意識の高さに驚かされたものです。日本では安全性も常に「コスト」と天秤にかけられ、結局は経済性や効率が優先されてしまう。学校でも環境教育は紙の上でしか行われていないように見えます。育成会室建て替え問題「プレハブVSログハウス」(‘99)は、そんな社会への挑戦でもありました。校庭に建つ「木の家」は教材そのもの。自然のものに囲まれて過ごす心地よさ、やすらぎを体験した子どもたちだけが、そのすばらしさを伝えていくことができるのです。

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市民参画シンポ①

神戸で開かれた市民参画シンポジウム「“さあ、つくろう”住民投票」(主催・市民版参画条例研究会)に参加しました。ゲストスピーカーに尼崎市長の白井文氏、広島市長の秋葉忠利氏、高石市長の阪口伸六氏。いま注目の市民派市長の揃い踏みです。コメンテ-ターに富野暉一郎氏(龍谷大学教授、元逗子市長)、松本誠氏(市民まちづくり研究所所長)ほか。

講演「市長が語る市民参画への思い」では、秋葉市長がハリウッド映画の制作を例にあげて、自分がよいと思う企業やプランに「直接投資」するアメリカのカルチャーについて言及。「自分のお金は自分の責任で使う。払ったお金はその後の使われ方にも責任をもつ」のがアメリカ流といいます。税的優遇措置(支援するNPO等に寄付した分、税額から控除される)も、自分の払う税金の使途を選ぶという点で同じ発想。政治もまた然り、と。(日本人は銀行に預けたお金がどんな企業に融資されようが、税金が何に使われようが、わりに無頓着ですよね)

この市長のもとで、広島市は政令市で初の常設型直接住民投票条例を制定しました。住民にとって重大な問題については(議会を通してではなく)直接投票で決めるというわけです。「大事と思うことには自分の時間を使うこと。地球は未来からほんの一瞬、私たちが借りているもの。お金も権利もきちんと使っていく、そんな時代です」と秋葉市長。白井市長も「住民参画には市民も大きな責任をになう」とくくっていました。

広い会場は満席でした。自治体関係者も多いようですが、若い男性が少ないのはなぜだろう・・・?
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市民参画シンポ②

住民投票の結果、堺市との合併を見送った大阪府高石市。市長選の争点も合併問題でした(住民投票の投票率75%、市長選70%強はすごい!)。人口6万2000人の小さな市ながら、財政は豊かで全国でも数少ない地方交付税の不交付団体です。なのに、ここ数年で市税も積立金も公共事業に使い果たされたとは、私たちには笑えない話。「カネがないなら何もしない。ただ、子どものことは大切にしたい。子どもたちにツケは残されへん。」との阪口市長のことばに思わずうなずいてしまいました。

少子高齢社会のなかで「次世代」に重きをおく政策がいかに大切か—このことはあとのディスカッションでも異句同音に語られています。

実はこの市、助役も収入役も教育長も辞任し空席のまま(∵選任しても議会が否決)。市長の退職金を全額カットする議案を提出したら、退職金条例ごと廃止されるなど議会との対立がハンパじゃないようで、会場から激励の拍手がおきていました。

間接民主主義の形骸化と制度疲労は、議員である私も感じています。直接民主主義への道をどうやって開き、議会はどうあるべきか。「市民参加」と「市民参画」の違いも指摘されていました。「参加」は市民の民主主義を高めることではなく、行政をスムーズに進めるために限定的に意見をきくことで、もう古いと。

ちなみに2年前、宝塚市が北海道ニセコ町に次いで全国で2番目に制定したのは「まちづくり基本条例」そして「市民参加条例」です。

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宝塚ガーデンフィールズへ

議員有志でつくる「宝塚ファミリーランドのあり方を考える宝塚市議会議員連盟」で、宝塚ガーデンフィールズの視察へ出かけました。

宝塚歌劇記念館のレトロな面影をそのままとどめる、六本木ヒルズの名店「龍坊(ロンファン)」。いろんな犬種のワンコと遊べる「ドッグパーク」に、愛犬家の交流の場でもある「DOG RUN-D」。四季折々の花が楽しめる英国風ナチュラル庭園「シーズンズ」。大温室はそっくり「ガーデンショップ&カフェ」に・・・。遊具はなくなっていましたが、たくさんの緑と小川が残っていました。まさに都会のオアシスといった風情です。

園内でよく見かけるのは、初老のカップル、小さな子どもの手をひいた親子連れ、そしておしゃれな服を着たワンコたち。グランドオープンする春には色どりどりの花が咲き、犬たちもここの暮らしに慣れていることでしょう。残る商業ゾーンや住宅ゾーン、歌劇ゾーンの開発計画はまだ未定とのこと。まち全体にかかわる構想だけに気がかりです。

宝塚ファミリーランドは私のアルバムにも、子どものアルバムにも出てくる思い出のスポット。ここがまたみんなに愛される場所になればいいな・・・と願いながら、毎日「花のみち」を通勤しています。
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収入役の退任

退職される収入役を見送りました。午後5時15分の1Fホールには多くの職員が集まり、花束を抱えた収入役の手を握りながら足かけ45年の労をねぎらっていました。

突然の退任劇。新聞には「10月から新体制でいきたい」という市長の意向で、決算をまたずに辞職することが報じられていました。「4月以降は三役会議も開かれなくなり、政策決定に参加できず残念だった」とのコメントも。

へえ、そんなことになってたんだ・・・と驚いたのは私だけでしょうか。金庫番たる財務の長抜きでの舵取りか。寒~い風が吹き始める秋、です。

※議会レポート(10月1日号)の編集が終わりました。

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運動会

秋晴れの下、宝塚小学校で運動会が開かれました。大玉ころがしで親をはらはらさせた息子も今年は一周リレー。組み体操では、育成会でともに過ごした上級生たちの見違えるように成長した姿がまぶしくて――。

久しぶりに会う親同士のおしゃべりの中に気になる話がちらほら。小・中学校でクラス名簿が廃止。育成会も連絡網が×、だれがいるのかわからないし、親の会も集まりようがない。で、有料化? 少年スポーツの活動に交付される補助金が3割カットされたが、事前に説明もなく当惑している・・・etc.

社会不安と財政難の影響がいろんな形で出てきているようです。市も学校もきちんと保護者に事情を説明すべき。それによって失われるものをどうフォローしていくか、みんなで考えていく必要もありそうです。

ところで、市議会議員・寺本さなえには今日の運動会への「招待状」が届いていました。お気遣いには感謝するとして、こういう慣習ってどうなのかなあ。人の集まるところ、どこでも出没するのが市議会議員。主催者が紹介したり、あいさつの時間をとることも多いようですが、一市民としてはあまりいい気がしませんでした。子どもの頃はもっとキライだったので、学校行事では絶対辞退しようと心に決めています(笑)。

来賓席などとんでもない、保護者席こそ今の私の特権なのですから。

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アルゼンチンのお犬さま事情

明日オープンのドッグランにちなんで、犬の話題を。

アルゼンチンに住んでいた友人によると、あちらには「犬の散歩屋」というれっきとした商売があるそうです。毎朝家々を回って4、5匹の犬を預かり、街を散歩させるのですが、ベテランになると10匹以上・・・友人は21匹もの犬を一度に散歩させるツワモノを見かけたとか。犬たちは訓練されているのか、あまりよそ見もせずに隊列に従って歩いているのだそうです。

さらに、幼稚園バスならぬ「ドッグバス」もあり。朝お迎えがきて適当な場所で遊ばせ、昼ごろ帰してくれるというサービスです。スクールバスのように黄色く、大きな文字で“DOGs BUS”(なぜか英語)と書いてあるので、ひと目でわかります。料金は1匹120ペソ(1ペソ約35円)/月。ペソ安なのであまり高くないとはいえ、一般の公務員の給料がひと月500ペソぐらいと考えると、かなり高い。ちなみに犬の散歩屋さんはひと月約60ペソぐらい(1回5ペソ)。10匹預かればまずまずの収入になりますね。金融恐慌下のアルゼンチンですが、なぜか犬文化は発達しているようです。
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議会改革に向けて (市民ネット学習会)

市民ネット.宝塚の新人4人衆。慣れないからこそ見えること・疑問に感じることがいろいろあります。

2度目の定例議会を終えたところで、議会のあり方について意見を出し合いました。“見せる”議会のあり方(発言時間の制限、ケーブルテレビ放映・FM放送の可能性ほか)。慣習の見直し(壇上でしか水飲んじゃだめ? ノートパソコンの持ち込みは?)。今の議会は議員が質問を何項目も続けておこなった後、理事者側から次々に答弁が返ってくる形式なので、未熟者の私などは聞き分けるのが精一杯で、二次質問が鈍ってしまいがちです。きっと傍聴者にもわかりにくいと思うので「一問一答式」にできないか・・・など。

今日は先輩議員から今までに検討されたこと・解決されてきたことを教わりながら、今後の提案につなげていこうと話し合いました。                *午後6時。秋の一日がとっぷりと暮れていきます。
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ドッグランがやって来る!

愛犬をリードをつけずにのびのび遊ばせたい、思いっきり運動させたい—。そんな愛犬家の願いをかなえるのが「ドッグラン」、犬専用の広場です。ドッグランの構想はニューヨーク州の市民運動から生まれ、行政を動かしたのが始まり。日本でもここ数年、全国各地でドッグランをつくる運動が展開されてきました。

ファミリーランド跡地にまもなくオープンする「宝塚ガーデンフィールズ」にはペットパークがお目見えしますが、その一角にドッグランも併設されるとあって、近所の犬仲間の話題は集中。犬はもちろん飼い主の交流の場として、また、しつけやマナーの情報発信の場として期待したいところです。ちなみに現在、宝塚市内で飼われている犬は登録済みのものだけで約1万匹。新しいマンションの多くが「ペットOK」をウリにしていることもあって、年に約700匹もの勢いで増え続けていると担当課。その分、フン害やニオイ、鳴き声などが社会問題になりつつあります。

ドッグランの登場を機に、欧米並みのペット文化を築けたら、宝塚から発信していけたらいいなと願っています。

※写真はアルゼンチンの犬広場(友人提供)。街のところどころで見かけるそうです。無料がうらやま!

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議会報告 マイノリティにもやさしい地域に

議会報告&フリートークの会を開きました。運動会と重なったり雨が降ってきたりで参加は少なかったものの、今回は7カ月の赤ちゃんを連れたママや新米ワーキングマザーが仲間入り。私が一般質問で述べた「行政サービスの休日対応を」に大きくうなずいてくれました。市は財政難でムリというけど市民だって不況の真っ只中、仕事を休んで手続きに行く「経済的損失」を思えば別途手数料を払ってでも休日の対応を望む市民は少なくないはずです。

子どもをもったら社会(とくに職場)では「弱者」、仕事をもったら学校(とくにPTA)では「弱者」となる女性たち。女性同士が生き方によって分断されず、マイノリティにもやさしい地域社会にしなければ・・・と、あらためて感じた一日でした。

* 午前中はすみれガ丘小の運動会を見学。見違えるほどたくましくなった息子の保育所仲間が応援団の副団長をしていました。午後から雨足が強まったけど、どうなったのかなぁ・・・。

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温泉とファミリーランドの今後(まちづくり調査特別委員会)

市長も臨席して開かれた今日のまちづくり調査特別委員会は、宝塚温泉とファミリーランド跡地問題について話し合いました。報告によると、温泉再開にかかわるコンサルタント会社が決定。委託される仕事は、経営診断→活用法を提案→検討委員会への助言→ワークショップで意見を集約→運営・PR計画を立てること。現段階ではコンセプトなど青写真は何もなく、市民の声を聴きながら一からつくり上げていくことを確認しています。市長がもっと早く方針を示すべきとの委員の指摘に、「議論を誘導しないよう配慮したつもり。市民の自由な発想の妨げにならない範囲で大まかな方針を伝えることにする。運営は民間委託も考えている」と市長。その姿勢を評価したいと思います。

担当課にはすでに多くの市民の声が寄せられているそうですが、私は今でも、コンペ形式で広く企画を公募すべきだったと思っています。一個人の思いにとどまらず、事業としてプレゼンできる市民もいると思うし(このレベルの提案はFAXでは来ない)、それ自体ひとつの価値としてPRできるのになあ・・・。もちろん「決定」にも市民が参画するものとして。あとは市民の“本気”がどこまで引き出せるかでしょう。

26日にプレオープンする「宝塚ガーデンフィールズ」については、施設の概要以外はまだ明らかになっていないようです。
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教育行政の陰に

9月議会最終日の今日、各常任委員会の報告と議案等の採決が行なわれました。その中で当日はじめて目にしたのが、助役の選任と教育委員会の委員(1人が任期満了につき)任命についての同意を求める議案。ひっかかるのは、教育委員に任命される方が市内の私立幼稚園の現職園長で兵庫県私立幼稚園協会理事、つまり先日の3年保育ドタキャン事件の関係者という点です。行革の一環としての幼稚園民営化、幼稚園と保育所の一元化、そして3年保育の研究実践など、さまざまな検討課題が待ち受ける今、あきらかに利害関係のある人でよいのだろうか。教育委員は5人(うち1人は教育長)だから影響は大。 教育行政に求められる公平性や中立性の観点からいかがなものかと、会派のメンバーに問題提起しました。

本会議では共産党議員団の質疑に対する答弁から、過去に私立園関係者が教育委員に選任された例はなく、市長の一任で決められたことが判明。教育委員の公募制を導入する自治体も出てきていますが、市長は「考えていない」とキッパリ。表決は共産党3と社民福祉連合3が反対、市民ネットは賛成2・退席3・反対2に分かれ、賛成多数で議案は可決しました。

たしかに教育委員の任命は首長の専属権限ですが、地方自治法第180条6項(委員の職務に何らかの関係を有する者の兼業禁止)スレスレのこの人事、今後の方向もみえみえです。子どもたちの教育という重要な問題が教育以外の物差しで決まっていきそうな流れに、私は不安を覚えずにおれません。

※先の総務常任委員会で当局に再考を求めた市長退職金問題(公約の“減額”を期末手当から定率でカットするという議案)で、見直しがなされなかったため、定額を減額する旨の修正案を提出。本会議でも可決されました。特別職の期末手当は条例で定められる事項のため、変動のある定率制では毎回条例の改正が必要になるからです。

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「産めよ殖やせよ」法案

国際ジェンダー学会2003年大会のシンポジウム(於:東京ウイメンズプラザ)を聴講してきました。

テーマは「『少子化社会対策』再考~ジェンダーの視点から見た政策・身体・産育~」。衆議院議員の小宮山洋子さんから先の国会で可決した「少子化社会対策基本法案」にまつわる裏話が報告されました。議員発議だった同法案、たしかに基本法にしては妙に細かく、気になる文言がちらほら(人類滅亡の危機っぽくて笑えます)。

「子育てに夢や希望をもつ」こと(第6条)は国民の責務? 不妊治療への支援(第13条)を手放しで喜んでいいの? 「理念法ではなく、働き方や保育、経済的支援など、もちたい人が安心して子どもをもてる具体策を作るべきとの主張は聞き入れられず、小幅な修正しかできなかった」と小宮山さん。

さらに、不妊の問題を考えるNPO法人「フィンレージの会」の鈴木良子さんが子どもをもたない女性の立場から、宝塚市在住の研究者で私の友人でもある木脇奈智子さんは日本と諸外国における子育て支援策を比較しながら、それぞれ問題点を指摘。男女共同参画会議基本問題調査会会長で「少子化に対応する国民会議」委員の岩男寿美子さんの締めのコメント「子どもをもちたい人が安心して生み、育てられることは個人の権利。(そんな社会なら?)安心して年を重ねられる。少子化を阻止する必要はない。」にすべて語られている気がしました。

国の制度も自治体の施策も「個人のしあわせ」を実現するための手段にすぎないのですから。
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宝塚温泉について

「温泉どうなってるの?」と尋ねられることが多いこの頃。市は、8月に設備のメンテと清掃を実施(850万円)▼宝塚温泉活用計画検討委員会(学識経験者2名、自治会連合会会長、コミュニティ西山会長、老人クラブ連合会会長、専門学校生、大学生、商工会議所代表、阪神県民局参事の9人)を立ち上げ▼コンサル3社に経営診断を依頼中▼10月初めに第2回検討委員会▼公募市民によるワークショップ▼3月に方針決定・・・と考えているようです。

放置すると機械系がダメになることから、議会内には早期決定・再開を求める声が強いのですが、「できるだけ多くの市民の声を聞いて運営するため、時間をかけたい」と当局。企画コンペも検討委メンバーの公募もしなかった理由は「時間がない」ですから、まずはコンサル案ありきなのかな?と勘ぐってしまいます。

①設計はどこまでいじれるのか ②コンセプトの変更はできるのか ③検討委員会では何を、ワークショップでは何を決めるのか。市民は何ができるのか、と質問すると、①②はとくに契約がない(ので変更可能)。③検討委ではコンセプトから、4~5階をどうするかといったメニューの検討まで行ない、ワークショップやインターネットを通じて広く市民の声を聞いてゆきたいとのことでした。

先月のまちづくり調査特別委員会では、「まずコンセプトありき。なぜ経営診断が先なのか?」「コンサルに丸投げではまた失敗する」「検討委メンバーに経営のわかる人がいなくて大丈夫か」等の意見が出ています。ワークショップのお知らせ、そろそろでしょうか。

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荒地西山線⑥ 請願のゆくえ

今日は建設水道常任委員会の日。水道事業会計決算、下水道事業費の補正、市道の認定、市営住宅の家賃滞納者に対する訴えの提起・・・と、議案ごとに担当部席を総入れ替えしながら審議は進みます。最後が「荒地西山線の工事の見直しを求める請願」でした。

道路建設課がCGを使ったシミュレーションで工事の概要を説明した後、質疑に。「市で手がけた同額以上の工事は? 今後の工事では?」と質したのは共産党議員団のベテラン議員。宝塚駅南口線70億円、長尾山トンネル65億円、競馬場仁川高丸線65億円(予定)、伊孑志旭町線70億円(予定)との答弁に、あっと声をあげそうになりました。荒地西山線整備事業は総工費109億円、立体交差にかかるコストだけで50億円、過去にも未来にも最大級なんだ・・・。赤字転落を防ぐため、教育・福祉を含むすべての市民サービスがカットされるという今、なぜ道路建設だけは進むのか。「早期の完成を多くの市民が期待している」というが、多くの住民は反対しているではないか・・・委員会は予想外の展開になってきました。

市は「市の将来に大切な施設。補助金事業をやめたときの影響は大きく、進めてきたものを止めるわけにはいかない」と言いますが・・・。

請願者はテラスハウスの住人15件。これまで予算を通してきた議会としては今さら・・・という空気も感じられ、紹介議員として憂慮していましたが、継続審議(12月議会に持ち越し)となりました。いま一度、財政状況と道路の必要性&緊急性について一から検討されるべきではないでしょうか。

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荒地西山線⑤ 住民の声

継続事業である荒地西山線整備事業について、地元以外の人も関心を寄せるのは、いうまでもなく財政難だからです。これまでは沿道と沿線の限られた住民だけの問題だったかもしれない。けれども、宝塚温泉の失敗、新霊園用地購入の不透明ないきさつもあって、市民は税金が何に使われようとしているのかについて非常に高い関心をもっています。財政悪化で「市民の負担やむなし」と宣告されている今、多額の市税が投入される事業については計画段階から公表し、合意を形成することが求められているのではないでしょうか。住民自らが公共事業の選択に参加するシステムを模索する自治体も出始めています。

夕暮れ時の千種地区を歩いてみました。角の家には色褪せかけた「荒地西山線反対」の看板。ここ線路の西側では10年以上も反対運動が続いていると聞きます。「この閑静な住宅地に大きな道路を通そうなんてどうかしてますよ。どんなまちにしたいのか、市がしっかりビジョンをもたないと宝塚はめちゃくちゃになる」「渋滞解消のために道路を広げるのって、古いやり方じゃないか」とは散歩中の男性たちの意見です。「少子高齢化の将来を考えれば、今つくるべきは道路じゃなくて福祉施設でしょう」という人もいました。

※生活経済常任委員会では、パソコンの処分等に関する条例▼病院事業会計決算▼高機能救急車の購入等が採択。「新パチンコ条例の制定」「乳幼児の医療費自己負担割合」の2議案は継続審議に。

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3年保育ボツの顛末(文教厚生委員会)

文教厚生委員会を傍聴しました。前半は、教育条件整備のための請願と、教育基本法「改正」に慎重な審議と国民的合意形成を求める趣旨の請願についての審議で、いずれも採択。

後半は、3年保育が見送られた経緯について。市は幼稚園教育振興計画(H11)で3年保育の研究実践を1年間実施することを決定、私立園の代表をまじえた審議会で十分に話し合われた上でのGOサインだったはずです。ところが、すべての準備が整い、保育料などを定める議案を市議会に提出した2日後、県・市の私立園協会の両会長が市長を訪ねて反対を表明。その後、市教委に見送りが指示されたようです。

「私立の理解も得られたものと認識していた」と市教委。一方、市長は「文科省は自治体に就学前教育を充実するよう要請し、3歳児保育をすすめているが、別に公立でやれとは言っていない」。

あれぇ、市長はやる気なかったんだ(ということになります)。仁川幼稚園で予定されていたのは「就学前教育を充実させるための研究」、つまりより豊かな育ちを模索するための実践であって、私立がおこなう3歳児保育とは目的が違います。営利と無関係の公立にしかできない事業なのに、私立園の経営を圧迫するからと引き下がるのはいかがなものでしょう。

保護者と地域の人々の期待、視察や研究を続けてきた現場の努力、市とくに教育行政の連続性への信頼・・・いろんなものが吹っ飛んでしまったような気がします。

仁川幼稚園の新園舎は木をふんだんに用いたすばらしい設計。吹き抜けのあるホールと保育室には昼下がりのやさしい陽光が差し込んでいました。あちこちに飾られたトールペイントのプレートは40人ものお母さんたちによるお手製。一段とかわいらしい絵から“3歳さん”を歓迎する心が伝わってきます。

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総務常任委員会

今週は連日常任委員会が開かれます。私の所属する総務常任委員会では、H15年度予算の9月補正について質疑が行なわれました。以下、抜粋です。

●新米の目にもやたら目につく「〇〇調査費」の類。と思っていたら、外部委託ばかりで職員自身の認識が甘いとの指摘アリ。とくに商工業振興策において、行政の主要企業訪問、商工会議所やまちづくり研究所に委託しての意識調査等など、何がどう違うのか「?」だし、本気で取り組むなら職員自ら事業所まわりをすべきと。「職員の意識調査の分析・集計」も今から委託? お金ないといいながら、なんだかなー。

●補助金のあり方も問題に。これについては、行財政システム推進委員会の提言を参考に、補助金に市税の1%の枠をつけ、数値目標も設定するとの答弁がありました。

●審議会報酬について、「行革の観点から、学識経験者等と一般市民を別額制にすることも検討したい」旨の発言あり。自分のまちのことだから市民はタダ働きか? 市民委員は「市民」の専門家であることが、どうして理解できないのでしょう。協働のまちづくりの前提となる認識の欠如といえる。(この委員会での議論にはならず。今後要チェックです)

●市長の選挙公約のひとつ「退職金15%カット」。退職金手当組合の規定?で不可能なことが判り、代替策として相当額を期末手当から差し引く旨の条例案が出されました。ところが削減額が「率」で算出されるため給与の変動に左右されること、また、退職金条例が本則と附則(本則の支給率に上積み分あり)の2本立てになっていて、削減相当額はこの差額とほぼ一致することから、「“本則を適用する”とすべきでは」との話に。(→17日に継続)

●議員提案された「核兵器廃絶平和推進基本条例」。当市は非核平和都市宣言(H元年)を行い、映画や写真展など事業を進めているのに、あえて条例をつくる必要はないのではというのが当局の見解でした。

当たり前のことですが、「宣言」と違って、条例に書かれたことには拘束力が生じます。首長が替わろうが担当者が替わろうが、議員が替わろうが「守る」責務があるわけで、上記の見解はナゾ。(→一部修正後採択)
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2度目の一般質問

一般質問最終日。新人のくせに“トリ”を務めることになってしまいました(通告がベベだったので)。以下要約です

1.児童館の現状と子どもの居場所について

大型児童センター(売布)と、高司・安倉・中筋・御殿山の4地域児童館の利用者数は1日70~90人台とほぼ安定しているようす。子ども専用の建物から複合施設の3階まで、条件に差があるにもかかわらず・・・ということは、児童厚生員をはじめスタッフの方々のがんばりの成果にほかなりません。各館の連携や、大型児童センターの「核」機能は、私の見聞きするところでは今後の課題だと感じています。子どもに「選ばれる」児童館をめざして、子どもの声を積極的に聞く・児童館になじみのない市民(とくに子ども)へのPR・育成会を卒会し地域に帰っていく児童を意識した呼びかけなど、さらに期待したい。また、児童館未整備地域へのサポートとして、遊びの出前のほか、子どもの居場所づくりに取り組んでいる活動(仁川小の放課後遊ぼう会など)に対する支援と協力を要望しました。とにかく子どもの居場所、ないんですっ!

2.行政サービスの休日対応

●駅前サービスステーションがあるのに、なんで本庁と同じ9~5時なの? 共働き家庭や自営業者は不便を感じています。京阪沿線の駅前出張所は夜8時まで・土日祝も手続きOK。宝塚駅前SS1カ所でも土日に対応できないかと質問しました。H9年には共働き家庭数が専業主婦のいる家庭を上回り、宝塚市でも10年間で保育所申込者数が約1.8倍、育成会申込者数は8年間で約1.9倍、子どもの手が離れるその後に就労する女性がますます増えるわけだし、ひとり親世帯は5年で1.4倍増・・・と、平日手続きがしにくい人が明らかに増えています。男女共同参画の視点からも「仕事と家事の両立」をしやすい条件整備が求められています。当局は財政難を理由にNOと言っていますが、ソリオか阪急の休館日に休みをシフトしてもらえばそんなに負担ないと思うので。 *12月19日報告参照。

●図書館の午後6時閉館は早すぎ。大半は7時、都心の駅前などでは9時まであけるところも。勤労者=タックスペイヤー本人がサービスを受けられるよう配慮すべきじゃないかと思います。財政的に難しいなら、週1~2回のナイトデーから試みては?

●東公民館の学習室も午後9時までにと要望しました。市街地にある中央公民館と違って周辺が暗く、安全上の理由で現在は6時まで。実際に7時・8時・9時台の現地を歩いてみたけど、たぶん問題なし。利用者は中学生以上、複数で来ているケースが多く、見守ってくれる大人の存在もあるようです。

財政難だからこそ、今ある施設を最大限利用できるよう柔軟に取り組むべきだと思います。

3.都市計画道路「荒地西山線」については別途。

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