どうなる学校選択制

先日のウミガメ見学隊のメンバーは、多くが大阪府の教職員ファミリー。夕食後は缶ビール片手に学校の話で盛り上がりました。

「宝塚市は学校選択制の話が出ていて・・・」と言うと、「ええっ! 校区なくして大丈夫なん?子どもら遊び仲間できへんで」。放課後、友だちの家を行ったり来たりする機会が減るというのです。

親同士、その他地域のオトナの共同体(〇〇小コミュニティ)への影響も大。愛護部や青少年育成市民会議、子ども会の活動や地域児童育成会についても然りです。

「希望者が多くてあふれた学校はどないするん?」

「学校間で格差出てくるのは問題や」

「文京区みたいに地域差がなくて、私学受験が盛んなところと同じようにはいかんわ」

「野球部があるとかで選べるのはいいな」

「部活は他校と合同でできたら指導者不足の問題も解決するんやけど」

          ・・・・・う~ん、ほんまにどうなるんだろう。

市教委は学校選択制を考える検討委員会を発足。現実のさまざまな問題が検討され始めていますが、なぜそんなに急ぐのでしょう。当の子どもや親は望んでいるのか・いないのか—育友会では話題にもなっていないし、保護者の意見を聞いてもらったことなど一度もないんだけど。

わが子の学力を伸ばしたい。今はいろんな意味で競争がなさすぎる。私を含めて多くの親の本音だと思います。でも、それって今の制度の中でできないの? 選択制にすることで本当に解決するのかな。

そんなことを話していたら、一人の先生が「うちには市内全域から通える小学校があるねん。小さな学校やけど、自然豊かで人間関係がいいからって、わざわざ遠くから通ってくる子も多いんよ」と教えてくれました。河内長野市立天見小学校。大阪府内で2校だけの「特認校」だそうです。競うためにつくった特色でなく、地域や伝統にはぐくまれた特色をもつ学校なら・・・思わず訪ねてみたくなりました。

http://academic1.plala.or.jp/tihayagu

※写真はお寺の広間。堂守りが絶えた後、町民が管理して観光?客に低料金で提供しています。

  • facebook

委員会視察③–美幌町

1万㌶もの農地と森林、阿寒国立公園で知られる網走郡美幌町(約23,600人)。ここでは行政改革の取り組みと農業館について伺いました。

財源の5割近くを占める地方交付税(宝塚市は0.7割弱)の削減、市町村合併の問題をかかえる同町は徹底した事務事業の見直しに取り組んでいるとのこと。季節保育所・へき地保育所の統廃合、幼稚園の民営化、ゴミの有料化、利用料・手数料の改定・・・多くの項目があげられる中、注目したいのが「補助金交付の見直し」です。

公共性のある活動をおこなっている団体に対して交付される補助金は、慣例化していてやめにくい→新たな事業をサポートする枠がないのが悩み。評価の比較も難しく、削減の際も「一律〇%カット」というのが一般的ですが、同町では市民(団体の長など)も参加して、施策との関連性や効果といった基準で審査がおこなわれていました。さらに、概算によって交付し事後に“清算する”方式の導入も検討するとの一文に、思わず机の下で拍手! “使いきるためのムダ”は お役所仕事に感じるジレンマのひとつですから。

外部委託の可能性についても部署ごとに細かく検討されています。けっして厚くない資料ですが、全庁あげて本気で取り組んでいる姿勢が伝わってきました。

一方で、会館やスキー場(!)などの公共施設を休館日や祝祭日にも利用できるよう検討するなど、住民サービスの向上めざして動き始めた同町。私たちのまちでも、図書館の夜間利用や児童館の時間延長・休日利用をのぞむ声は少なくありません。こんな時代だからこそ、今ある施設(=投入された税金)を何倍も有効に活用しなきゃ・・・管理運営のしかたを含めて、発想をかえていく必要がありそうです。

一直線に走る広い道路。両側には甜菜、馬鈴薯、タマネギの畑、そしてまた畑・・・。美幌農業館・博物館(農水省と旧文部省の補助金約30億円で建てられた立派な施設です)を見学後、帰路につきました。

  • facebook

委員会視察②―網走市

網走市(人口42,000人)の視察ポイント①は「網走市男女共同参画プラン」(H14)。男女共同参画推進条例(H14)をもつ宝塚市に比べると後発ながら、基本計画やプラン策定の段階から市民組織による原案づくりが行われ、プラン推進の段階でさらに新たな市民組織が設けられている点は注目されます。市長部局である企画調整課が担当しているのも、庁内あげて取り組むにはよさそうでした。

ただし「女性センター」は社会教育部局にあり、専任スタッフがいないことから自主イベント等はおこなえず、貸し室としての利用にとどまっているのが現状。施設を生かすも殺すも、やはり人材次第なのです。

視察②は「行政改革」。すでにH10には「行政改革市民会議」が市へ意見書を提出していることには驚き(宝塚市ではこの6月のことです)。その内容はまず「住民自治」をうたい、「市民参加のしくみづくり」「民間活力の導入」といった柱の下に多くの問題が提起されていました。これがなかなか興味深いのです。意見書がどのように政策に反映されているかについては追って調べてみるつもりです。

“その他の発言”の項に、「財政が苦しいなら議員の視察は目的があっても無。どうしても必要なら帰ってから市民に報告すべき」。ハイ、私もそう思います。

※写真は博物館「網走監獄」での入浴シーン。実演ではありませんので、念のため。

  • facebook

委員会視察①―女満別町

総務常任委員会(8人)の行政視察で北海道へ。

初日の今日は網走郡女満別町(人口約6000人)を訪れ、ユニークな合築例を見学しました。庁舎1Fにある町会議事堂はスイッチひとつで文化ホールに変身するスグレモノ。議長席と議席の床が地下に沈み、ステージ用の床がせり上がり、後ろの壁から観客席が出てくる仕掛けになっていて、ピアノの発表会や講演などに活用されています。議場に目的外の機能をもたせることについては当初、議会活動への支障や管理上の問題を懸念する声もあったとか。最終的には、議会も「町民が出入りする機会がふえれば町政への関心も高まる」ことに期待して、提案に賛同したそうです。

管理上の問題がネックになって、せっかくのアイデアが生かされない――宝塚市でもよくある話。何が住民のためかといった大きな視点でものをとらえ、目の前の課題を一つひとつクリアしていった同町の姿勢を見習いたいところです。

写真は、JR女満別駅(無人)と町立図書館との珍しいマッチング。小さな図書館ながら、書架の配置や本の選び方などに特徴がみられ、町民のニーズにこたえようという心意気が伝わってきます。乗車前に本を借りて、帰りに返していくお客さんもいるそうです。

宝塚は雨続きですが、こちらはさわやかな初夏の気候。美しい青空が広がっています。

  • facebook

カメ産卵見学ツアー

アカウミガメの産卵シーンを見に、和歌山県南部町・千里の浜へ出かけました。

カメ上陸の知らせが入ったのは、古いお寺の広間で雑魚寝の準備をしていた午後10時過ぎ。詳しい人の案内で砂浜へ下り、明かりを消して歩き続けると・・・茂みの続くあたりでカメが穴を掘り始めたところのようです。

産卵が始まったら近づいてもOK。カメは甲羅の長さ約1m、40歳位だろうと教えてもらいました。

100個もの卵を産み終えた親ガメは、跡がまったくわからないように埋め戻し、休み休みゆっくりと海へ向かいます。波うち際でざっくざっくと歩みを速めてすべるように入水、姿が見えなくなると一斉に拍手がわきおこりました(午後11時40分頃)。

友人の保育所OB恒例の家族イベントに、親子で飛び入り参加しました。アカウミガメは年々減少しているため、屋久島に次いで全国第2位の産卵地といわれるこの浜でも、初回でカメに出会えるのはとてもラッキーなんだそう。すばらしい夕べでした。

2カ月後、孵化した子ガメたちがみんな無事に海へ帰っていけますように!

                             ※産卵シーンの写真が手に入ったらアップする予定。

  • facebook

雨の霊園予定地で

新議員研修で市内の施設見学へ。午前中にクリーンセンターと看護専門学校、午後は新公園墓地計画のあるゴルフ場へ足を延ばし、惣川浄水場・水質試験場、安倉南デイサービスセンター&児童館を回ってきました。

これだけ先端の機器や施設をもっているとは驚き!

コースに加えてもらった話題の霊園予定地は、市街地からマイクロバスで行くこと約30分。ひっそり静まりかえった場内を、さらに30分程歩くと、現地が見えてきました。

う~ん、たしかに遠い(年配の方はすでにへたり気味)。周辺には何もなく、緑一色。ここで6000区画も売れるとはあんまり思えないけどなぁ・・・。

「オートキャンプ場にしたら絶対はやるって」 ここなら満天の星空が見られそうです。

「そこでチップを利用したカブトムシ牧場もやったら、子どもら喜ぶよ」等など、帰りの車中はおおいに盛り上がりました。

  • facebook

タイム8

市民ネット宝塚の勉強会です。財政室の室長から予算編成の流れについてレクチャーを受けました。

夜は新議員の交流会へ。議員は“出勤日”が決まっていないので、会派が違うとなかなか話をする機会がありません。20代~60代と世代もまちまちの8人、「タイム8」(花言葉が気に入った)の名前で、今後も会派を越えて話し会える場をもつことになりました。

  • facebook

なごみの週末

週末は、女性議員や支援者を対象にしたバックアップスクールに1日だけ参加。フェミニズムバッシングと男女共同参画条例、財政の組み立て方などのレクチャーを受けてきました。

ちょうど一年前、私は某自治体が発行するジェンダーフリー教育の啓発冊子の企画編集を手がけていました。まもなく校了というところへバックラッシュの波が押し寄せ、担当者から大小の手直しを要求されて困った(→怒った)ことがあったっけ・・・。もちろん、しかと応戦しましたが。

宝塚の男女共同参画政策が外圧に負けることなく、着実に進められるよう健闘を祈ります。

*わが家で生まれ、もうすぐ1歳になる子犬?を訪ねて知人宅へ。ひさしぶりに和みの一日となりました。

  • facebook

6月定例会終わる

6月定例会最終日の今日は、先の議決「助役定数を(二人に)定める条例の廃止」に対して出された再議から。採決の結果30人中15人で逆転、二人制廃止案はボツ。

一般会計予算を承認するか否か。○が与党、×が野党といわれますが、そんなの関係なしの立場をとる私には、なかなか難しい判断です。

引っかかっているのは「荒地西山線」(活動報告6/20参照)。知識不足、限られた情報の中で、(暫定予算はパスしているのに、ここで反対していいのか? でも一部反対・全体として賛成という金額ではない・・・いや、額の問題じゃない気がする)と迷う私の心に、理路整然とした共産党の反対討論がスコーンと響いてきました。

予算は通すものだという考えで、多くの事業が進められてきました。でも、お金がないと言いながら巨額の資金を投じて温泉が建設されたり、新しい霊園用地が購入されたり、市民にはもう理解の域を越えている。「議会は一体なにやってるんだ!」というのがあらかたの意見、いや怒りであることを、つい先日まで市民だった私は知っています。

じゃあ、いつ、どこで意見や要望をあげれば予算に反映しうるのか。会派内で賛否が分かれたことをきっかけに、「市民ネット.宝塚」ではヒアリングや検討を重ねていこうと話し合いました。

*月末まで営業するはずだった宝塚温泉が突然の休館宣言(23日)。さみしい話題が続いています。

市民感覚からかけ離れた慣行にとまどいながらの、何かと重~い初議会でした。

  • facebook

「苦情」ってなんやねん

本会議の一般質問「保育所にもオンブズ制度が必要では」に対する当局の答弁は、「7月1日から第三者苦情解決機関を新たに設置する」。ちょっと趣旨が違うんだけど、一歩前進には違いない。各保育所に係が置かれるほか、場合によっては民生児童委員2人が対応するとのことです。

それにしても、「苦情」ってなんやねん! 行政サービスが適切でない、問題だ、危険アリといった市民の指摘を「苦情」とは、ちょっとおかしくないですか?

いかにもお上がしてやる的な発想が感じられて、「参画と協働の時代」にふさわしくないと、予算委員会で述べました。企業だって昔は「苦情係」、今は「お客様相談コーナー」「コンシューマー係」なんだから。

答弁は「国の××法第〇条で使われている言葉なので・・・」という内容のものでしたが、宝塚市では別の言い方をすればよい。別の名称を考えて、と要望しておきましたが、さて、どうなるか・・・行政の姿勢に注目したいところです。

この件では理事者側のメンバーにもうなづいてくれる人がいて、すこ~しホッ・・・。

  • facebook

待機児0作戦は誰のため?-その3

③保育施設に入所している人は「待機」と数えない。

国の待機児算定基準がこのように変わったことから、市が「指定保育所」の位置付けを変えようとしている点は気がかりです。

指定保育所(一定の基準を満たす無認可保育所を市が助成している)は認可保育所の欠員待ちで利用されるケースがほとんど。それを「待機でない」とみなすことで、瞬時に100人以上の“待機解消”ができてしまうわけです。

さらに、先日の文教厚生委員会で出た質問に、当局が「指定保育所は駅前の便利な所にあり、延長保育や家庭的な雰囲気、英語やダンスなど独自のサービスが好評。多様化する保護者のニーズに応えるためにつくった制度」と答弁したものですから、私は黙っていられなくなりました(この委員会では傍聴人なのですが、つい・・・)。

「本当に、多様化する保護者のニーズに応えるためにつくったんですか?」

認可保育所は幼稚園をイメージしてもらえば近いでしょうか。指定保育所は駅近くのビルなどで営業しているところ(2歳未満)と、園庭のあるところ(就学までOK)の2タイプで現在6ヵ所。小さくても信念をもってよい保育を行っているところもあるので、認可保に比べてどうの、とは一概にいえません。

当局がいうように「選べる」状況(どちらにも枠が十分あることが大前提)なら、問題ないのです。

同じ年齢の子どもたちと、園庭で元気に走り回り、畑や花壇で季節を感じ、夏にはプール遊びも楽しんで・・・それがこの時期の子どもにふさわしい毎日であることに異論はないでしょう。赤ん坊のときから就学まできょうだいのように育つ友だちや、子育てのパートナーとしてわが子の成長を見守って(時には厳しいお叱りも)くれる保育士との関係も認可保育所の大きな魅力です。当局は家庭で子育てをする人との公平性を口にしますが、逆に、子どもの育ちに必要な機能を失った地域社会をなんとかしようよと言いたい。

親は自分にとっての「便利さ」よりも、わが子のために「育ちの場としての豊かさ」を望んでいるという事実をしっかり受け止めるべきで、そもそも児童福祉課は“子どもの最善の利益”を考えるべき部署でしょうと、私は予算委員会の総括でも述べました。

公的助成によって質のよい指定保育所がふえ、結果的に宝塚市の保育水準が向上するのはよいことです。たしかに今の財政状況では認可保育所の新設(3億円)はきびしいし、指定保育所が増えることでとりあえず助かる人もいます。ただ、ニーズの履き違えやごまかしは許されへんで、と言いたかったのです。

  • facebook

待機児0作戦は誰のため?-その2

②緊急用の枠を含めた数の「定員」化について。

たしかに、宝塚市の保育所の定員基準は国の定める基準よりも上で、ゆとりがあるわけです (私立園は経営上の理由で、基準ギリギリまで子どもを預かる傾向にあるようですが)。国基準というのは「安全面でこれが限界」という最低ラインですから、まだ詰め込めるやろ、とは考えないでいただきたい。

3年前、市は公立の全保護者に「保育所新設までの一定期間、緊急枠として1クラスの定員を上回る児童を入所させる」旨の通知を出しました。その後も「残念ながらまだ待機が解消できないので、もうしばらく我慢してほしい。解消したら元に戻す」とのお便りが届きました。

まさに緊急避難的な対応だったはずが、昨秋からこの〇人分を「定員」にプラスして事実上の定員としているのですから、待機児童はそれだけ減ってみえるのです(入所できたという意味ではウソじゃないので、念のため。)。

市長名で市民になされた約束ですから、国の基準が変わろうが、それを知っている親が“卒園”しようが、うやむやにしてもらっては困ります。文教厚生委員会でも予算委員会でも、私はそれを指摘しました。

なお、定員以上の子どもが入ったクラス(緊急枠の弾力的運用といわれています)には、アルバイト保育士が加配されます。そこで、多くの現場ではこの条件を“プラス”に活用。園庭と保育室をうまく使って遊ばせるなど、ベテラン保育士たちの工夫で課題をクリアしているようです。

それでも、低年齢児のクラスでは、親の不安はなかなか解消されません。

  • facebook

荒地西山線

仁川から逆瀬川に向かう県道を小林4丁目あたりで左折すると、道がブツッと途絶えて、明らかに用地買収したとみられる空地。これが都市計画道路・荒地西山線です。

この先の阪急電車の線路をくぐって、千種~西山大橋へ抜ける幅18m、全長633mの道路で、完成予定は平成22年(現在の進捗率は6%)、総工費109億円の事業とか。

この種の話にはとんと暗い私ですが、不思議なのは今年度予算に10億1200万円の工事費(線路のかさ上げ等)が計上されていること。税収が18億円減、市債81億円をかかえ、基金も取り崩して“非常事態宣言”が出されている今、なぜこの工事を進めなければならないのでしょう。

予算委員会で質問しても、「都市計画道路の整備の重要性」が繰り返されるだけ。凍結しても市民生活に支障なさそうだし、道が600m延びて市が“倒産”してしまってもなぁ・・・。

リストラや賃金カットは不可避、教育・福祉事業の民営化も検討され始めています。「財政再建に対立なし。何をやめるかを各部長が検討してほしい。今ならまだ立ち直れる」との財務担当者の悲痛な訴えに、気が引き締まる思いも。

一方で、線路のかさ上げだけで4~5年かかる(→毎年10億円かかる)荒地西山線の工事は続けるという・・・私にはとうてい理解できない話です。

  • facebook

何でもアリの予算委員会

予算特別委員会は、長方形の委員会室で行われています。14人の委員が馬蹄形に席に着き、後方のイス席に助役、収入役以下、幹部職員がズラリ。

委員は予算計画書の項目と予算を中心に、実にさまざまな質問をぶつけていきます。本会議並みの大きな問題提起から、「これ何?」という素朴な質問まで。どんなことにも答えられるよう課長級が隣室にずっと待機しています。「議会が始まったら現場の仕事はストップする」の意味はこれだったのネ。

各常任委員会でも取り上げられたパチンコ店出店・温泉・霊園・サンビオラ・Fランド跡地の問題、バリアフリー化の遅れる道路、荒れる学校、人権問題、疑惑の数々・・・

宝塚市のかかえる諸問題がここで浮き彫りにされるほか、議員と当局とのやりとりもぶっつけ本番。新人議員の目には本会議の何倍もおもしろく映ります。

それにしても、ベテラン議員の指摘の鋭さ、調査力はすごい!(あんなふうに言えるようになるのに何年かかるだろう)。そして、即座に難解な用語を駆使してすらすら答弁できてしまう行政マンの能力にも脱帽!

傍聴席は後ろの壁ぎわ一列のみ。関係者とみられる人のほか、連日傍聴に通われている熱心な市民もいて、本当は委員会こそ傍聴に来てもらえるよう配慮がいるのでは、という気がしています。

↑なぜアジサイか? 写真撮影には委員長その他の許可が必要。議会はこの辺かなり慎重なのです。

  • facebook

待機児0作戦は誰のため?-その1

宝塚市は平成10年“日本一保育所に入りにくいまち”の不名誉に輝いた?ことがありました。たしか当時800人強の待機があったと記憶しています。

その後、定員120~150人の大型保育所3園が相次いで新設され(これは快挙!)計21園に、昨年から一定の水準を満たす無認可保育所を「指定保育所」として助成する制度もスタート。大幅な待機解消に取り組んできました。

だとしても、です。今年4月現在の待機児童数が22名と聞いて、私は直感的に「ありえない」と感じたのです。

調べてみると「待機児童」の定義そのものが変わったらしい。国が補助をおこなう優先順位をつけるのに必要だということで、昨年10月に統一基準ができ、市はそれに従ったまで、との説明でした。

では、どこが変わったのか。わたしは先日の一般質問で訪ねました。答弁から見えてきたことは、

①A園に入所希望者がいて、B園の同じ年齢のクラスに欠員が生じていた場合は±0とする

②緊急用の枠を含めた数を「定員」化している

③いったん指定保育所に入所した人は「待機」とみなさない

④これから子どもを預けて働きたいという人は含まない

「待機は22名。欠員が生じているほどだ」と聞けば、まるで明日からでも子どもを預かってもらえそうな感じです。事実、広報をみてそう思った人もいます。でも、年末から2月にかけてすべての保育所前に立ち、お迎えの保護者と話してきた私にはとてもそうは思えない。何年も待たされ苦労したと嘆く人、きょうだいを別々の園に預けている人、ずいぶん遠くから自転車で送り迎えしている人は、少なくありません。

乳幼児を連れて通うとなれば最寄りの園か、マイカー通勤者でもせいぜい3つまで。それを第一、第二希望にこだわる人は待機とみなしません、というのが基準①で、そんな殺生なァ…という気がします。

国との関係では“新しい基準”でカウントすればよし。でも、担当課は宝塚市における実際の保育ニーズを把握し(している→議員にもちゃんと知らせるべし!)、それにもとづいて施策を行ってくれないと困るのです。

「待機児ゼロ作戦」はだれのための政策なのでしょうか? 当然のことながら、机上の数字の操作によってではなく、保育を必要とする家庭に保育所またはこれに代わる適切な居場所を提供することでしか、目的は達成されないのです。働きながら子どもを育てるのに、よほどの事情か覚悟がいるようではまだまだ十分な施策とはいえません。

  • facebook

助役は何人?

今日の総務常任委員会の争点は、「助役を二人おくか、一人に戻すか」。

地方自治法第161条2項で「助役を一人置く。但し条例でこれを置かないこともできる」と定めていますが、宝塚市はS46に条例をつくって「二人制」に。そこへ今回、公明党議員団から「一人制」に戻すべきという議員提案が提出されたのです。理由は財政危機。助役一人に支払われる給与その他は、年間2300万円余、4年間で1億円弱。ほかに運転手や秘書の経費もかかります。

渡部市長の意向は、「財政危機、温泉や霊園の問題、企業撤退と多難な問題を乗り越えるために、助役二人体制でしっかりと市政運営にあたりたい。人件費以上の成果を出す」。すでに県から迎える助役候補も発表されていました。

みなさんはどうお考えでしょうか。私も先週からずっと迷っていました。鰹のタタキを選んでいても助役さんの顔が浮かんでくるほど・・・。

そもそも助役とは「長に事故があるとき、又は長が欠けたとき、職務を代理する」人らしい(同152条)。

なあんだ、そうなの。事情のわかる人たちに聞いてまわったところ、「市長がしっかりしていれば一人で十分」という声は少なくない(S46以後も、助役一人でやっていた期間が11年もある。今もそう)。

「多くの課題解決のための必要性」は理解できても、22万人都市の風格がどうの、国際都市の市長だから忙しい、県や国に応援してもらうために県の人が必要(これぞ“天下り”)・・・など、市長与党といわれる会派の言い分には納得できません。杉並区、長野市、池田市など「一人制」へ移行する自治体が続々、芦屋市と川西市でも検討中と、これは時代の流れじゃないかと思うのです。

「財政と人事システムの思い切った改革」をアピールする渡部市長には、「できない。考えてもいない」と言わずに、自らシミュレーションを描いてみてほしかったなぁ。これを選挙公約に掲げていた市長候補もいましたから。(早い時期に)一人制にして行政のスリム化を図り、有能な人材を抜擢し、権限移譲を進める等、本気で改革に取り組む姿勢をみせられるなら、私は新市長に心からエールを送ります。

・・・というわけで、寺本さなえは、現段階では「一人制」に賛成です。委員会はまだしも、本会議では市長応援団?の吹かせる逆風のなか、ちょ~っとツライ賛成討論をおこなう羽目になりました。しかも、これがうまく言えなくて…(×_×)

採決結果は、賛成15:反対14(議長除く)。市長が再議を請求すれば、ひっくり返って「二人制」が堅持されることになるでしょう。

難しいのは、この問題が単に財政上の理由だけで論じられているのではなく、どこか政治家たちのパワーゲーム的な意図が感じられる点です。わたし自身は決して会派の「使者」にはならないつもりだけど、コリ固まった人たちの間では通用しない。ホンマに厄介なことです。

  • facebook

動員かかる応援団

自然学校から帰ってくる息子を迎えに行った時のこと。あるお母さんから「おととい議会見に行ったよ。16日も行くねん。Kちゃんから動員かかってるからさー」と話しかけられて、絶句しました。

騒ぎたてる人たちのことを尋ねると、「ああ、あの人たちはそれが仕事やねん。頼まれてはるねん」。

議会傍聴規則には(1)公然と可否を表明しないこと (2)騒いだり示威的行為をしないこと (3)職員の指示に従うこと、と定めがあります。もしこの混乱を仕掛けているのが“公正と信頼”を掲げるWKさんだとしたら、笑えない事態です。

16日の本会議では、助役二人体制でいくか、一人制にするかの重要な決定が行われる予定。今の宝塚市にとってどちらがベターなのか、議員も懸命に考えています。議員に圧力をかけるような野蛮な行為が放任されてはなりません。

▼16日(月)13:00~またまた「荒れる議会」が見られる予定!

  • facebook

荒れる議会

議会が荒れています。そりゃあ議会なんだから荒れるやろ・・・というのではなく、なんか変なのです。

傍聴席を連日多くの市民が埋めていますが、市長の答弁や某議員の発言に大きな拍手がわき起こったり、別の会派の議員や職員には罵声が飛んだり。一体だれが煽動してるの?

新市長に寄せる期待か、温泉・霊園・ファミリーランドと市民が関心寄せる議題が多いせいか、もっといろいろあるのか、おそらく全部なのでしょうが、ちょっとすごい。某球団の応援団か、総会屋のノリ。

新人議員は一生けんめい質疑を聞こうとしていますが、かなり思考を妨げられるし、過度のヤジは議員の自由な発言を遮ってしまいます。

先日ある会を傍聴したとき、ナイスな発言についパチパチやってしまった私には、ギャラリーのアツイ気持ちが理解できなくもないけれど、規律は守っていただきたい。新市政に期待する市民なら、市長のひと言ひと言に耳を傾けている私たちにあらぬ懸念を抱かせないでほしいと願うのですが。

3日間にわたって行われた一般質問が終了。午後6時半頃から議案の審議(条例の改廃や訴訟の報告など)、請願の趣旨説明を行いました。

▼「保育所の拡充を求める請願」が13日(金)の文教厚生委員会で審理されます。お休みのパパ&ママは傍聴にきてくださいね!

  • facebook

一般質問デビュー

今日は寺本さなえの一般質問の日。初めての登壇、やっぱり緊張しました。

質問の内容は、

①保育所の待機児童数がわずか22人とは納得できない算定基準はどう変わったのか/保育所にもオンブズ制度が必要では

②小児医療の実態/小児一次救急センター計画について③男女共同参画推進条例の制定で何を進めたか/男性職員の育児休暇取得状況/共働き家庭等がのぞむ休日の窓口サービスの予定は/性同一性障害者の人権をまもるための対応について(公文書の性別記載廃止など)

市長の答弁を聞いて、意見と要望を述べました。が、後から悔やまれることが沸々。もっと言えばよかった。まぁ仕方ない、次の機会に再度チャレンジすることにしましょう。

「議長、6番!」と手を挙げて立つナゾのしきたり(間違えた気がする)。議長に一礼、市長に一礼してからマイクに向かいますが、相手=行政側に背を向けて質問するの、変な気がするのは私だけかなぁ。

  • facebook

「嵐の予感」にひと言

今日、明日は会派の幹事長が行う代表質問の日。

けさのY新聞に「登壇最多 嵐の予感」と題した記事が載っていました。

今回は代表質問も一般質問も過去最多となる25人の市議が登壇する。〈市長派〉はたった8人の少数与党で、市長選で対立候補を推した野党議員らは市長の施策方針演説について大量質問でただす構えだ—と。

エエーッ? 質問者が多いのは、新人が過去最多だからだと思うけど?初めての議会、市民の声を代弁してこなアカン・・・と登壇する議員もいるよ。
記者氏は全会派に取材しているはずだから、事実なんだろうけど、会派がどうあれ“是々非々”でいきたい議員がいることも、ちょっと知っておいてほしいなと思います。 ↑議会に向かう途中、思わず自転車をとめました                                      
  • facebook